
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は12日(日本時間13日)、本拠地で行われたカブス戦に「3番右翼」で先発出場。9回の第4打席に35号2ランを放ち、メジャー通算350号を達成した。
メジャー最速となる1088試合目で350号に到達したヤンキースの主砲について、指揮官やジャッジ自身がコメントを残している。
◆【実際の映像】ジャッジがマグワイア超えの最速350号到達「野球の歴史だ」 指揮官もベンチでガッツポーズの今季35号
■驚異の打率.358で三冠視界
今季は開幕から首位打者争いもけん引する33歳が節目の数字に到達した。
ヤンキースが5点ビハインドで迎えた9回1死一塁、第4打席を迎えたジャッジは、ブラッド・ケラー投手の3球目のフォーシームを捉えた。角度28度で上がった打球は速度105.5マイル(約 169.8キロ)で右中間スタンドへ飛び込んだ。
4試合ぶりの一発を放ったジャッジはこれでメジャー通算350号を達成。1088試合目での到達は、マーク・マグワイアの1280試合を192試合も上回るスピード記録で、メジャー最強打者がまたひとつ節目に到達した。
MLB公式サイトがアーロン・ブーン監督のコメントを伝えており、「何と言っていいかは分からない。彼は本当に違うリーグでプレーしている」と賛辞の声を挙げ、史上最速での350号には「彼の偉大さを証明している」と称えた。
ジャッジ自身は快挙達成に対して、「素晴らしいチームメイトに恵まれ、良いチームに所属してきた。彼らのおかげで最高のパフォーマンスを発揮する最高の環境を整えてもらうことができた。長年一緒にプレーしてきたチームメイト全員に感謝の気持ちを伝えたい」とコメント。感謝の弁を述べ、主将としての一面も顔を覗かせた。
ジャッジは今季打率.358、35本塁打、81打点を記録し、三冠王も視界に入る猛打を見せている。史上最速で節目の数字に到達した主砲の今後にも期待が高まる。
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AARON JUDGE HAS REACHED 350 CAREER HOME RUNS! pic.twitter.com/z9HbEK31iQ
— Talkin' Yanks (@TalkinYanks) July 12, 2025