
卓球の「USスマッシュ2025」は12日(日本時間13日)、男子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング4位の張本智和(トヨタ自動車)は同1位の林詩棟(中国)と対戦。ゲームカウント4ー3で勝利して決勝進出を決めた。
現世界1位を撃破してグランドスマッシュ決勝進出を決めた日本のエースに対し、大会公式や中国メディアが称賛の声を浴びせている。
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■第5Gで逆転されるも底力発揮
自己最高のベスト4まで進んだ張本智が対峙したのは林詩棟で、直近2試合では張本智が連勝して迎えた。そんな相手に第1、2ゲームを幸先よく奪うスタートを切ったものの、林詩棟も強烈な両ハンドを振るなど3ゲームを奪取して、日本の22歳が先に追い込まれた。
しかし、ここで底力を発揮したのがエース。第6ゲームを終盤の6連続ポイントでものにすると、最終ゲームでも終盤の連続ポイントで11-6と取り切り、中国の世界1位を退けてみせた。
この張本智の快進撃を各メディアが大々的に報じており、大会公式サイトは「トモカズ・ハリモトは大きな役割を果たした」と決勝進出に賛辞を贈り、「眠らない街、ラスベガスでの滞在期間を少しでも延ばしたいと切望していた」と報じている。
さらに、中国メディア『捜狐』は「世界ランキング1位が3連敗を喫した。トモカズ・ハリモトが狂ったようにプレーし、林詩棟を4-3で破り、王楚欽に挑戦する」と見出しを打っており、「トモカズ・ハリモトはこの試合で非常に質の高い攻撃を披露した」とそのプレーを称賛している。
なお、張本智は13日(同14日)に行われる決勝で世界ランキング2位の王楚欽(中国)と対戦する。これまで苦戦を強いられてきた最強サウスポーとの対戦が決まったなか、優勝を勝ち取ることができるのか。
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