
ドジャースの大谷翔平投手が23日(日本時間24日)、敵地メッツ戦で「1番DH」で先発出場し、5打数1安打1四球だった。試合は延長戦の末、7-5でドジャースが逃げ切った。
なお、この日は雨により1時間38分の中断があり、さらに延長13回までもつれたため、試合終了は日付が変わった午前0時56分だった。大谷は24日(同25日)にライブBP(実戦形式の打撃練習)で投げる予定だったが、約6時間に及んだ試合の影響を考慮し、25日(同26日)に延期された。
◆大谷翔平、いよいよ実戦形式のマウンドへ ライブBPで投げると決めたのは……指揮官「ドクター・ショウヘイの判断」と笑う
■1時間38分の中断&延長
大谷は9回1死で迎えた第5打席、左腕ヘネシス・カブレラ投手の内角直球を捉え、右前に運んだ。2試合ぶりの安打をマークし、打率.302、17本塁打、31打点、11盗塁。OPS1.040とした。
この日は3回表ドジャースの攻撃中に雨脚が強まり、試合は一時中断。約1時間30分後に再開されたものの、延長13回までもつれる死闘となったため、試合終了は日付が変わった午前1時近くになっていた。
このため、大谷は24日(同25日)に予定されていたライブBP登板を回避。試合が約6時間に及んだため、コンディション面を考慮し、身体を休めることを優先した。
■指揮官「睡眠が必要」
試合後、デーブ・ロバーツ監督は「我々には睡眠が必要だ」とし、大谷とも話し合った末の結論だと明かした。
1日先送りさせることになったライブBPでの登板だが、実現すれば投手復帰へ向けて大きな一歩になる。大谷は2023年9月に右肘を手術して以来、投手としてはリハビリに専念。今季もここまでキャッチボールやブルペン投球は続けてきたが、打者に投げることはなかった。
それが、ついに実戦形式のマウンドが解禁となり、ロバーツ監督も「どの選手が相手となり、何球投げるのか、そのあたりはまだ分からないが、ショウヘイはマウンドに立ち、実際に打者と対戦することになる。我々みんなが楽しみにしている」と話していた。
◆大谷翔平、マウンド復帰へ向けて着々も……「ポストシーズンでの登板は回避する」と米メディア予想 指摘したのは「冷酷で厳しい現実」
◆なぜ大谷翔平は「15年契約を拒否し、10年にしたか」 代理人が明かしたその理由は「キャリア終盤がダラダラと続いて……」