
卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」は24日に大会8日目を迎える。男女シングルスの準決勝、男女ダブルスの準決勝、混合ダブルスの決勝が行われる。
メダル獲得を決めた日本勢がさらなる躍進なるかは注目が集まっている。
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■張本美は女子単のリベンジなるか
準々決勝の全カードが日本対中国となった女子シングルスで唯一の勝ち上がりを決めたのが伊藤美誠(スターツ)。世界ランキング4位の王芸迪との戦いでは巧みなレシーブと冷静な状況判断が光るなど、4-1で勝利して自身初となる個人戦シングルスでのメダルを確定させた。
そんな伊藤が準決勝で戦うのは孫穎莎で、前日は大藤沙月(ミキハウス)に4-1で快勝して4強入りした。現在の女子卓球界をけん引する女王は伊藤と同じ2000生まれ。10代のころから各大会で切磋琢磨してきた日中のライバル同士がどのような戦いをみせるか。
また、女子ダブルスで準決勝に挑むのが張本美和(木下グループ)、木原美悠(個人)ペアで、準々決勝はキム・ナヨン、イ・ウンへ(韓国)ペアに3-0でストレート勝ち。王曼昱、蒯曼(中国)との戦いで、張本美は前日の女子シングルスのリベンジを果たせるか。
混合ダブルス決勝に勝ち上がったのが吉村真晴(SCOグループ)、大藤の“大吉”ペアで、3回戦ではパリ五輪銀の北朝鮮ペア、準々決勝では世界1位の中国ペアに勝利。準決勝の黄鎮廷、杜凱琹(香港)戦でも3-1で快勝を収めた。
決勝は第2シードの王楚欽、孫穎莎(中国)ペアで過去2大会を制した最強コンビ。吉村は2017年大会に石川佳純と組んで金メダルを獲得しており、2度目の金星を挙げての戴冠なるかは期待が高まる。
より良い色のメダルを目指す大一番となるなか、各種目での日本勢の活躍には注目が集まる。
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