
MLB公式サイトは19日(日本時間20日)、34人の専門家による新人王の模擬投票を実施した。ア・リーグトップはアスレチックスのジェイコブ・ウィルソン内野手、ナ・リーグはブレーブスのAJ・スミス=ショーバー投手がトップに選ばれた。
日本選手からは、オリオールズの菅野智之投手がア・リーグ5位にランクイン。低迷するチームの中で、35歳のベテラン右腕が確かな存在感を見せている。
◆【各リーグランキング上位5名はこちら!】将来のスター候補と一緒に菅野智之が5位にランクイン!今季の新人王模擬投票
■ア・リーグトップは逸材の2世選手
MLB公式サイトは同日、「2025年最初の新人王投票:ア・リーグは独走状態、ナ・リーグは激戦」と題した記事を公開。これまでのパフォーマンスに加えて、残りシーズンでの予想も含めた上で新人王の模擬投票を行った。投票者は各リーグのトップ5を選び、1位に5ポイント、2位に4ポイント、以下3-2-1ポイントが付与される。
ア・リーグは、アスレチックスの2世選手ウィルソンが1位票を31票集めて堂々のトップに。打率.343とOPS.861は、今季100打数以上の新人で19日(同20日)現在両リーグ1位。安打数に二塁打、打点数もトップで本塁打も同3位タイと目覚ましい活躍が光る。
父ジャックは、かつてマリナーズでイチロー氏ともプレーした遊撃手。抜群の打撃センスは父以上で、将来は首位打者争いも期待される逸材だ。
■ベテラン菅野の奮闘を称賛
ア・リーグ部門で5位に入ったのが、35歳のベテラン菅野。今季のオリオールズは開幕から先発陣が振るわず、17日(同18日)にはブランドン・ハイド監督を解雇するなど立て直しを図るも、厳しいシーズンとなりそうだ。公式サイトは同記事で「2025年のオリオールズには多くの苦難があったが、菅野の活躍は間違いなく数少ない明るい話題のひとつ。彼は防御率3.08(新人3位)、9登板中6先発で2失点以下と安定しており、WHIP1.03はリーグ新人トップだ」と記し、ここまでの奮闘を称えている。
ナ・リーグトップに選ばれたのは、スミス=ショーバー。2位にはドレイク・ボールドウィン捕手とブレーブスの若きバッテリーが選ばれている。
◆【各リーグランキング上位5名はこちら!】将来のスター候補と一緒に菅野智之が5位にランクイン!今季の新人王模擬投票
◆快投続く菅野智之とも相性抜群 球界随一の若手捕手・ラッチマンの魅力と高評価の理由とは?
◆“熟練の技”で存在感急上昇の菅野智之 投壊オ軍で奮闘も…好成績の裏に潜む不安要素とは?
■ア・リーグ新人王模擬投票(上位5位)1位:ジェイコブ・ウィルソン(アスレチックス)2位:クリスチャン・キャンベル(レッドソックス)3位:ジェイソン・ドミンゲス(ヤンキース)4位:シェーン・スミス(ホワイトソックス)5位:菅野智之(オリオールズ)
■ナ・リーグ新人王模擬投票(上位5位)1位:AJ・スミス=ショーバー(ブレーブス)2位:ドレイク・ボールドウィン(ブレーブス)3位:アグスティン・ラミレス(マーリンズ)4位:ルイスアンヘル・アクーニャ(メッツ)5位:ディラン・クルーズ(ナショナルズ)