
レッドソックスのアロルディス・チャップマン投手は7日(日本時間8日)、本拠地フェンウェイパークでのレンジャーズ戦に5番手で登板。1回1安打1失点1四球1奪三振で試合を締めくくった。
チャップマンはこの試合、今季自身最速の103.8マイル(約167.0キロ)を計測。今季メジャー最速となる一球で、自身が持つレッドソックスの球団記録を更新した。
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■未だ衰えぬ「最速王」
レッドソックス3点リードで迎えた9回裏。5番手でマウンドに上がったチャップマンは、先頭のジョシュ・ヤング内野手に初球のフォーシームを捉えられ、左中間へのソロ本塁打を被弾。出鼻を挫かれるかたちとなったが、ここからエンジン全開。
続くジョシュ・スミス内野手などを危なげなく打ち取ると、2死一塁で代打ブレイン・クリㇺ内野手へ投じた3球目シンカーが103.8マイル(約167.0キロ)をマーク。クリㇺは辛くもバットに当てファールチップになったものの、最後はスプリットで空振り三振に。6-4で試合を締めくくった。
現在37歳のチャップマンは、今季14登板で2勝1敗5セーブ、防御率2.19の好成績。この日投じた18球の内訳は、シンカーが10球、フォーシーム4球、スプリットとスライダーが2球ずつ。最速を記録したのがシンカーで、10球全てが100マイル(約160.9キロ)超えだった。
■所属球団の記録を次々と更新
MLB公式によると、103.8マイル(約167.0キロ)は、投球解析が始まった2008年以降でレッドソックスの球団記録最速になるとのこと。自身が記録した103.4マイル(約166.4キロ)をさらに更新した。チャップマンは過去所属6球団のうち、5球団(レッズ、ヤンキース、ロイヤルズ、カブス、パイレーツ)で球団最速記録を保持している。
昨季8月にはシンカーで104.7マイル(約168.5キロ)をマークしており、夏場に向けてさらに数字を伸ばす可能性も十分ある。2010年のレッズ時代には、人類最速の105.8マイル(約170.2キロ)も計測したが、現在もその記録は破られていないままだ。
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103.8 MPH
Aroldis Chapman threw the fastest pitch by a @RedSox pitcher in the pitch tracking era (since 2008) and the fastest pitch in the Majors this season 😳 pic.twitter.com/28T641gjnH
— MLB (@MLB) May 8, 2025