
米メディア『ドジャース・ウェイ』は10日(日本時間11日)、マックス・マンシー内野手に関する記事を公開。「打撃不振が続けば、今季終了後にドジャースを去ることになる」と言及した。マンシーの2026年の契約については、1000万ドルの球団オプションが付いており、更新するかどうかドジャース側が判断することになっている。ただ、同メディアはこのオプションが行使される可能性は低いと伝えた。
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■「放出が既定路線になる可能性も」
『ドジャース・ウェイ』は、「不振が続けば、マンシーは次のオフでドジャースを離れることになる」との見出しを掲げ、記事を公開した。
パワフルな打撃が持ち味のマンシーについて、同メディアは「パワーがあるため、低打率でも許容されるタイプの選手だが、今年はほとんど打てていない。13試合で打率.174、OPS.485、本塁打0。そして、(46打数で)21三振という成績だ。ほぼ先発出場しているが、打順としては7番にまで下がっている」と指摘。
その上で「今季はマンシーにとって非常に重要だ。もし、ドジャースが2026年の球団オプションを行使しなければ、彼は今季終了後にフリーエージェント(FA)となり、厳しい立場に置かれる可能性がある。このままの状態が続けば、彼を放出することは既定路線となる」とし、球団は契約延長に向かわないと主張した。
ドジャースで8年目を迎えたマンシーは、30本塁打以上を記録したシーズンがこれまで4度。打率3割を超えたことはないが、豪快な打撃をウリとしている。ケガに見舞われた昨年は73試合の出場にとどまったが、それでも15本塁打48打点を記録。スラッガーとして健在ぶりを見せつけた。
■三塁手の後釜を探すのは難しくない
しかし、今年はスタートから苦戦。状況を打開するために、話題となっている「トルピード(魚雷)バット」を試すなど試行錯誤を繰り返しているが、結果に結び付いていない。
今オフには「ドジャースがカージナルスのノーラン・アレナド内野手をトレードで獲得する」という情報が駆け巡った。しかし、同メディアは「守備面でアレナドに劣るものの、チームには打撃力で勝るマンシーがいたため、その話はあまり現実味がなかった」と振り返った。
ただ、「今後はそうならないだろう」とし、「ドジャースへの移籍を希望する選手は多く、例え今季終了後のFA市場に魅力的な三塁手が少なかったとしても、マンシーが今のようなパフォーマンスを続けるなら、チームが代わりの三塁手を見つけるのはそれほど難しくない」と言い切り、後釜探しには困らないと主張した。
このまま低空飛行が続けば、球団が見切りをつける可能性は十分にある。契約延長は、自身のバットで引き寄せるしかないようだ。
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