
タイガースのタリク・スクーバル投手は6日(日本時間7日)、本拠地コメリカパークでのカブス戦に先発登板。7回2/3を投げ、8安打1失点無四球6奪三振で今季6勝目を挙げた。
2024年のサイ・ヤング賞左腕は今季、ここまで13先発で6勝2敗、防御率2.16と安定感抜群のパフォーマンス。米記者は、スクーバルが誇る圧倒的な支配力に注目。過去125年間に存在しなかった史上初の記録に注目を寄せている。
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■メジャー最高勝率のタイガースで躍動
今季13度目の登板に臨んだスクーバルは、最速98.9マイル(約159.1キロ)のシンカーを軸に、高めのフォーシームと決め球チェンジアップでカブス打線を翻弄。7回2/3で94球を投げて、3ボールはわずか2回のみ。8安打こそ許したものの、6奪三振無四球1失点の投球を見せた。
昨季はア・リーグトップの18勝を挙げて、サイ・ヤング賞にも輝いたスクーバル。MLB公式のサラ・ラングス記者は、直近11先発で95奪三振、わずか3四死球のスクーバルに注目。「11先発の期間中に、90奪三振以上で3四死球以下を記録したのは、125年間で初になる」とのこと
MLB公式『Baseball Savant』によると、スクーバルの今季四球率2.5%は200打席以上対戦した投手で最少をマーク。三振割合34.7%は全体3位、奪三振と四球の比率を示す「K/BB」は、驚愕の15.00で、2位ネイサン・イオバルディ投手(レンジャーズ)7.30の倍以上となっている。
この日カブスに勝利したタイガースは、今季42勝目。30球団最高勝率のチームを、メジャー最強左腕がけん引している。
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