
ナ・リーグ西地区のドジャースは30日(日本時間31日)、本拠地でのヤンキース戦に8-5で勝利。劣勢の6回裏に集中打で逆転、昨季のワールドシリーズ以来のマッチアップ初戦を制した。
初回に先制点となる19号アーチを放ったアーロン・ジャッジ外野手は、試合後に2本塁打を記録した大谷翔平投手について言及。圧巻のパフォーマンスに称賛を贈った。米複数メディアが報じている。
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■「先に打ったのは僕だから」
注目を集めた一戦は、初回に大谷とジャッジのアーチ競演で開幕。1回表にジャッジが19号本塁打で先制点を挙げると、すかさずその裏に大谷が21号ソロで同点に。ドジャース3点ビハインドで迎えた6回裏には、フェンス際のジャッジの頭上を超える高弾道の22号アーチも飛び出した。
大谷の一打で勢いづいたドジャースは、6回裏にフレディ・フリーマン内野手とアンディ・パヘス外野手の適時打などで4点を挙げて逆転。8-5で快勝した。
昨季ワールドシリーズ以来の対戦となったヤンキースは、悔しい逆転負け。試合後、取材に応じたジャッジは大谷について「彼は本当にすごい。間違いなく野球界でもトップクラスの選手。打席でのパフォーマンス、走塁、そしてまたマウンドに戻ってきたら……本当に特別な存在だ」と脱帽。初回のアーチ競演に関して問われると、「大谷は僕の真似をしているね。最初に打ったのは僕だからさ」と、冗談も飛び出した。
米データ会社『OptaSTATS』の公式Xによると、「前年の両リーグMVP選手が、同じ試合の初回に本塁打を記録したのは史上初になる」という。全米が関心を寄せた両スーパースターの対決は、華やかな本塁打が飛び交う一戦となった。
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