
メジャーリーグは2025年シーズン、両リーグの各球団が10試合を消化したなか、日本選手の活躍も目立っている。そんななか、ドジャースとカブスでそれぞれ打線の中核を担うのが大谷翔平投手と鈴木誠也外野手で、同級生コンビが存在感を放っている。
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■大谷は投手復帰へも準備進める
東京ドームで行われた開幕シリーズで凱旋を果たした大谷と鈴木。前者はアメリカで8年目、後者は4年目を迎えているなか、メジャーを代表する打者として奮闘する二人は今季の活躍も期待される。
大谷は日本での開幕シリーズ第2戦で本塁打を放ち千両役者ぶりを見せつけると、アメリカでの開幕後も大きなスランプがなくここまで打率.300、4本塁打、5打点の成績。投手復帰へ向けても準備を進めるなか、2つの盗塁も決めるなど、走塁面でも奮闘を見せている。
順調な滑り出しを見せた「打者大谷」として視界に入るのが3、4月の自己最多本塁打記録の更新。大谷は46本塁打を放ちブレイクを果たしたエンゼルス時代の2021年に4月だけで8本塁打を放っている。ドジャースは4月、残り18試合を残しており、ここ2シーズンのタイトルホルダーである大谷には早々の2桁本塁打も期待できる。
■鈴木は日本での不振から脱却
シーズン前に指名打者中心の起用を告げられた鈴木は、ドジャースとの開幕シリーズで8打数無安打に終わるなど状態が心配された。しかし、アメリカ帰国後に復調すると、6試合目のダイヤモンドバックス戦で待望の今季1号。さらに、4月2日(日本時間3日)のアスレチックス戦では2打席連続弾を含む3安打5打点の大暴れで流れに乗った。
鈴木は8日(同9日)のレンジャーズ戦でも3打席連続安打を放ち、打率.286はに上昇。4本塁打は大谷と並ぶナ・リーグ5位タイで14打点は同3位。今季ここまで右翼手として1試合のみとほぼ指名打者専任の起用となっているなか、日本選手の右打者では初の30本塁打超えも視界に入るか。
大谷と鈴木は日本での開幕シリーズでは明暗が分かれたが、その後はともにドジャースとカブスの中心選手として活躍を見せている。日本人打者として存在感を放つ1994年生まれの両者が今季はどのような成績を残すのか。
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