
総合格闘家の堀口恭司は7日に自身のYouTubeチャンネルを更新。
3月30日に香川県で行われた「RIZIN.50」のリング上で“UFC復帰”を発表した堀口が、その舞台裏について明かした。
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■UFC参戦の反響に驚き「俺はそんな所にいたのか……」
ファンの前でUFC参戦を報告したときの心境を聞かれると、堀口は「このまま。平常心!」と笑顔。その理由については「そこがゴールじゃないから。目指すはベルトだから、(今回は)スタートラインに立てましたという、ただそれだけだから」と語った。
ファンからの応援などの反応を受けて「しっかり結果を残して来ようと思った」という堀口。動画撮影時点で対戦相手は未定だとしたが、「誰でも対策できるような練習をしている。誰でも来いと言う感じ」と来る日の対戦に向け気合いは十分だ。
また、自身のUFC参戦が海外のメディアやファイターからも注目されていることについても言及。「意外と盛り上がっている。というか、そんなに俺のこと知ってる人いたんだ!という感じ」と想像以上だったようで、UFC初代フライ級王者のデメトリアス・ジョンソン(米国)らが堀口のカード予想などをしたことについて「不思議だよね、俺がUFCを見てて出てた選手が(俺の)名前を出してるわけじゃん。俺はそんな所にいたのか……みたいな」と嬉しそうに述べた。
■UFCのケージは「俺にとってはやりやすい」
堀口は2013年にUFCデビュー。UFCでの戦績は、8戦7勝(2KO)1敗で、2015年にフライ級3位となり、初代同級王者のジョンソンとタイトルマッチで対戦した経験もある。
堀口のUFC最終戦は2016年11月。約9年ぶりのUFC参戦となるが、アメリカの会場については「(日本とは雰囲気の)種類は違うよ、向こうは賭けがあるから」と振り返り、UFCのケージについては「広い。だから俺にとってはやりやすいよ。足を使う選手はステップ使いやすいんじゃない?」と相性がいいと自信を見せた。
堀口の対戦相手や復帰時期はまだ正式発表されていない。堀口はUFCのベルトをとってRIZINに戻ってくることをファンの前で約束しているが、フライ級には堀口以外にも朝倉海、平良達郎、鶴屋怜と3人の日本選手がおり、全員がアジア人初のベルト奪取を狙っている。
果たして堀口はライバルのひしめくUFCフライ級で、現王者でありATT(アメリカン・トップ・チーム)の“同門”アレッシャンドリ・パントージャとのタイトルマッチの機会を得て、日本人初のベルトを手にすることはできるのか。今後の続報にも注目したい。
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