【Wリーグ】シャンソン大量退団問題の経過を報告 再発防止策も提案「いつでも相談を受けられるシステムを作った」  | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【Wリーグ】シャンソン大量退団問題の経過を報告 再発防止策も提案「いつでも相談を受けられるシステムを作った」 

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【Wリーグ】シャンソン大量退団問題の経過を報告 再発防止策も提案「いつでも相談を受けられるシステムを作った」 
  • 【Wリーグ】シャンソン大量退団問題の経過を報告 再発防止策も提案「いつでも相談を受けられるシステムを作った」 

一般社団法人バスケットボール女子日本リーグは6日、Wリーグ新体制発表記者会見を行った。

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■長崎事務局長「重く受け止めている」

会見の冒頭、Wリーグ長崎俊也事務局長、弁護士・WJBL理事・コンプライアンス委員の大場規安氏、弁護士・WJBL監事・裁定委員長の林圭介氏、弁護士・裁定委員・コンプライアンス委員の川井田渚氏が登壇し、シャンソン化粧品『シャンソンVマジック』に関する報道についての経過報告が行われた。    昨シーズン、シャンソンはヘッドコーチ1名、選手7名が退団。2022年12月、Wリーグはチーム内で複数名の試合不帯同者を把握した。その後今年2月にチームより退団が発表されている。経過報告の冒頭、「選手7名もの退団に、Wリーグのファンや関係各位に多くのご心配をおかけしお詫びする。重く受け止めている」と、長崎事務局長はコメントした。

「2022年12月、皇后杯の東京医療保健大学戦に敗れた後に行われたミーティング内で、発言をした選手に対して、チームとしての規律を守るため就業規則に則って、何らかのペナルティになる可能性があることをフロントが伝えたものとされる発言があったと確認された」と弁護士より明かされた。

一次調査を受けて、更なるヒアリングが必要という判断が下り、5月中旬から退団者に加え、当時チームに登録されていた選手やスタッフを対象に17名からヒアリングを行った。「再度の面談は6月中旬予定だったが、シャンソンより追加資料が提出されるという意向があり面談は中止、現在は資料を待っている段階。調査ステータスは、調査中になっている」と説明があった。

■Wリーグは再発防止の取り組みを開始

この問題を受けてWリーグは、「通報窓口の設置」を含む「暴力・暴言・ハラスメント」追放に向けた取り組みを始めている。

林氏は、「先月からハラスメント等通報窓口を設置した。もっとも重要なことは、ハラスメントの予防、またハラスメントの兆候が少しでもあるとすれば、それを事前に察知して、大きな問題になる前にこれを解決する方法で対処するための窓口の設置。いつでも相談を受けられるシステムを作った」と説明。今後も調査の動向を注視するとともに再発防止の徹底が求められる。

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■著者プロフィール

木村英里(きむら・えり)●フリーアナウンサー、バスケットボール専門のWEBマガジン『balltrip MAGAZINE』副編集長

テレビ静岡・WOWOWを経てフリーアナウンサーに。現在は、ラジオDJ、司会、ナレーション、ライターとしても活動中。WOWOWアナウンサー時代、2014年には錦織圭選手全米オープン準優勝を現地から生中継。他NBA、リーガエスパニョーラ、EURO2012、全英オープンテニス、全米オープンテニスなどを担当。

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