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第101回全国高校サッカー選手権大会は9日、国立競技場で決勝が行われた。岡山学芸館(岡山)が3-1で東山(京都)に勝利し、県勢として初の日本一に輝いた。一方、あと一歩及ばなかった東山に対しては、同校OBの日本代表MF鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)が労いのメッセージを贈った。
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■「東山らしさ全国に伝わった」
悲願の初優勝には届かなった東山。頂点は逃したものの、決勝戦では一時同点に追い付くなど国立を大いに沸かせた。
奮闘した後輩たちに労いのメッセージを贈ったのは、同校OBの日本代表MF鎌田。自身のTwitterを更新し、「東山高校に関わる皆さんお疲れ様でした。新しい歴史を作り東山らしさが全国のサッカーファンに伝わったでしょう。東山と言えば自分の名前がでますが彼等の足元にも及びませんよ。自分は歴史を作る所か京都府8強止まりでしたからね笑 東山OBであることを誇りに思わせてくれてありがとう!」(原文)とつづった。
母校の躍進を見守った鎌田だが、現在は自身の去就も注目を集めており、ドイツ誌『キッカー』が9日に報じたところによると、鎌田とフランクフルトとの契約は今季で切れるが、クラブからの契約延長オファーを拒否したという。
■契約延長のオファーを拒否か
「夏に迫るアイントラハトの波乱」との見出しで公開された記事によると、「新シーズンに向けて、アイントラハト・フランクフルトはメンバー編成で多くのクエスチョンマークが付いている。例えばダイチ・カマダやエヴァン・ヌディカは契約延長のオファーを断っているため、今夏の契約満了後にフリー(移籍金なし)で退団する可能性が高い」とし、残留について否定的な論調を展開した。
今季ここまでリーグ戦13試合に出場し7得点という決定力の高さを誇る鎌田に対しては、これまでボルシア・ドルトムントやトッテナム・ホットスパー、FCバルセロナといった欧州強豪が興味を示しているという報道が出ている。鎌田クラスの選手を移籍金0で獲得できるというのは間違いなく“おいしい話”。今後も手を挙げるチームが出てくるはずで、いよいよビッグクラブの門を叩くことになるのか。移籍市場における注目選手のひとりであることは間違いない。
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文●SPREAD編集部