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サッカー界のレジェンドで、“王様”と呼ばれた元ブラジル代表ペレが現地時間29日、サンパウロで亡くなった。母国を3度のワールドカップ制覇に導いた重鎮が82歳でこの世を去った。
■ブラジル代表通算77ゴール
ペレは1958年、1962年、1970年のW杯を制し、ブラジル代表通算92試合出場77ゴール。ブラジルをサッカー王国に引き上げる立役者となった。そんなレジェンドを、歴代ブラジル代表選手たちが追悼している。
ペレと並ぶブラジル代表通算77得点のネイマールは自身のインスタグラムで、「ペレの前は10はただの数字に過ぎなかった。このフレーズをどこかで読んだ。しかし、この数字は美しく、不完全でもある。
ペレはすべてを変えた。フットボールはただのスポーツに過ぎなかったが、サッカーを芸術に、そしてエンターテイメントに変えた。貧しい人や黒人に声を挙げた。サッカーとブラジルは王様のおかげで地位を高めた。彼はこの世を去ったが、魔法は残り続ける。ペレは永遠」と綴っている。
また、1980年代に活躍し、“白いペレ”評されたジーコは「神は我々の王様を彼に近づけた。彼が安らかに眠りますように。いつもありがとう。ファンとして、またキャリア始めの相手として、数分間プレーできた幸せ。選手として、アスリートとして、プロとして学ぶことがたくさんあった。あなたは永遠だ」と綴っている。
ほかにもロナウジーニョからは、「王様、永遠に安らかに眠ってください」とメッセージが送られるなど、ペレ以降に背番号10を背負ったブラジル代表の新旧レジェンドが、その思いの丈を語っている。
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文●SPREAD編集部