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株式会社オープンハウスグループは13日、群馬県太田市建設中の太田市総合体育館のネーミングライツを株式会社オープンハウス・ディベロップメントが取得し、これに基づいて、愛称を「OPEN HOUSE ARENA OTA(オープンハウス・アリーナ・オオタ)」と記者会見で発表した。
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■企業版ふるさと納税で建設費工面
「OPEN HOUSE ARENA OTA」は2023年春に完成を予定。スポーツを通しの地域振興を担う地域共創型アリーナとして、Bリーグ群馬クレインサンダーズのホームタウンアリーナとして活用される。総工費は約80億円。オープンハウスはその半分となる40億円を企業版ふるさと納税で工面した。そのネーミングライツをオープンハウス・ディベロップメントが取得。2023年4月1日から2026年3月31日までの3年間で、契約金額は年額1,000万円。
この日、登壇したクレインサンダーズ運営会社・株式会社群馬プロバスケットボールコミッションの阿久澤毅代表取締役社長はこのアリーナを「オプアリ」と呼んでほしいと説明。こけら落としは23年4月22日に同アリーナで行われる千葉ジェッツふなばし戦と発表した。続いて行われる23日のジェッツ戦を含め、29日、30日のファイティング名古屋戦までの4試合を「THE FIRST 4 GAMES」と銘打ちキャンペーンを打つ。
■オプアリでのプレーは「楽しみ」
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群馬クレインサンダーズに移籍した五十嵐圭 撮影:SPREAD編集部
この「オプアリ」についてキャリア20年目を迎える同チームの五十嵐圭は「このような素晴らしいアリーナが誕生するという節目に立ち会えることはこれまでのキャリアでも多くはなかったので、その瞬間に立ち会えることを本当に嬉しく思っています。これまで、たくさんのコートに立って、たくさんの素晴らしい光景を見て来ましたが、2023年の4月に新しいホームコートに立った時に、そこからどんな光景が見えるのか、そして自分の胸の中にどんな感情が広がるのか、今から楽しみです」とコメントを寄せた。
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八村阿蓮ほかタレントもそろう群馬クレインサンダーズ 撮影:藤原伸治
また八村阿蓮は「日本にはまだ数少ない、バスケットボールに特化したアリーナが僕たちのホームコートになるということを、嬉しく思っています。NBAの試合を現地で観た時に、アリーナに着ているお客さんたちが本当に楽しそうに試合を観戦している姿が印象に残っています。選手たちのプレーだけでなく、演出もそうだし、音響もそうだし、みんなが楽しめるようなエンターテイメントとしての工夫がいろんなところにされている。そういう雰囲気の中で自分もプレーできるということに、今からワクワクしています」とした。
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文●SPREAD編集部