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セントルイス・カージナルスのアルバート・プホルスは16日(日本時間17日)、本拠地ブッシュ・スタジアムで行われたシンシナティ・レッズ戦に「6番DH」で先発出場、6回の第3打席に今季19号2ランを放ち、通算698号。史上4人目となる700本塁打まで、残り2本と迫った。
◆【実際の映像】アルバート・プホルス、698号同点弾に敵地も大熱狂
■エンゼルスは大谷、トラウト、プホルスの最強打線を捨てた
2-4とレッズにリードされた6回1死一塁、初球のスライダーを叩くと、レフトスタンドに飛び込む同点2ランとなった。打球速度106.3マイル(約171キロ)、飛距離427フィート(約130メートル)のプホルスらしい一発だった。カージナルスはプホルス弾に勢いづき6-5と逆転勝ちした。
プホルスは今季限りでの現役引退を表明。今のところ撤回の噂はなく、バリー・ボンズ、ハンク・アーロン、ベーブ・ルースの3人しか到達したことがない通算700本塁打達成の行方が取りざたされている。カージナルスは残り17試合。果たして700本塁打を花道に引退を飾るのか。
それにしてもプホルスの活躍を観るにつけ、気になるのは貧打エンゼルスがなぜプホルスを2021年に放出したのか…だ。エンゼルスは現在、チーム打率も.229でワースト3位、打点が528で下から5番目、OPS.681も下位6番目。もちろん、シーズン・スタート時にプホルスが打撃不振に陥り、ジャレッド・ウォルシュが期待されてもいた。今日、ウォルシュの打率.215、ホームラン15本を眺めると、打率.264の19本のプホルスと併用は可能だったはずだ。ましてや、大谷翔平とマイク・トラウト以外「打たない」と揶揄される打線にあっては、むしろ必要なバッターだったのではないだろうか。
エンゼルスは今季成績不振によりジョー・マドン監督をクビにしたわけだが、クビになるべきはGMのペリー・ミナシアンであるべきだろう。
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文●SPREAD編集部
Albert Pujols comes in CLUTCH with No. 6️⃣9️⃣8️⃣!!!
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