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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が13日(日本時間14日)、敵地でのクリーブランド・ガーディアンズ戦に「3番DH」で先発出場。第1打席で四球を選んで出塁したものの、3打数無安打に終わった。
メジャー記録の8試合連続本塁打を狙った「2番・中堅」マイク・トラウトも3打数無安打に終わり、連続本塁打は7試合でストップした。チームも1―3で敗れ、3連敗となった。一方、大谷とMVPを争うニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジはボストン・レッドソックス戦で2打席連続本塁打を放ち、今季57号に到達した。
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■トラウト8戦連発ならず
ガーディアンズの先発右腕コディ・モリスと対峙した大谷の第1打席は、四球。1-0とエンゼルスリードで迎えた3回の第2打席は1死一、二塁の好機で巡って来たが、空振り三振に倒れた。第3打席は遊ゴロ、第4打席はニゴロに終わり、この日は3打数無安打1四球1三振だった。メジャータイ記録の8試合連続本塁打を狙ったトラウトも3打数無安打で、記録への挑戦は途絶えた。
トラウトは「記録を気にしない訳にはいかなかった。本塁打の数字だけなく、メジャーの歴史への挑戦でもあった。本塁打が出なかったのは残念だけど、また新しいスタートを切るよ」と振り返った。「トラウタニ」が音なしだったエンゼルスは1-3で敗れ、3連敗。借金20で残り20試合となった。
一方、レッドソックス戦に臨んだヤンキースのジャッジは2打席連発で57号に到達。いよいよロジャー・マリスの持つア・リーグ記録、61本塁打に向けて秒読み段階に入ってきた。MLB公式サイトは「正直に言おう。誰もジャッジを捕まえられないし、今や彼は三冠王も手に届くところにいる」とし、現在の無双ぶりを表現した。
■「見たことない最高の選手」とCC・サバシア
しかし、MVPレースで大谷を推す声は今なお多い。ヤンキースの元エース、CC・サバシアもその1人。『CBS sports』によると、サバシアは「オオタニは野球界で最高の選手。健康であれば毎年MVPだ。打者だけでなく、投手としても良くなり続けている。彼にMVPを与えなければダメだし、彼こそがMVPだ。もちろん、ジャッジがやっていることはすべて理解している。彼がヤンキースのユニフォームを着て61本の本塁打を追いかけるのは信じられないことだ。彼がいなければ、ヤンキースのプレーオフ進出もなかっただろう。しかし、この男(大谷)は文字通り、これまで見たことがない最高の選手なんだ」と強調したという。
かつて「ジャッジは歴史を追いかけているが、オオタニは彼自身が歴史である」と語ったのは、『FOX sports』のアナリストであり、大谷ファンを公言するベン・バーランダー氏。まさに歴史的マッチレースの行方は、まだ見えてこない。
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