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シカゴ・カブスの鈴木誠也は11日(日本時間12日)、アイオワ州ダイアーズビルで行われた、シンシナティ・レッズとの特別試合「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」に「4番右翼」でスタメン出場。
鈴木は初回、第1打席にタイムリーツーベースヒットで先制点を挙げると、続くニコ・ホーナーの左前ヒットでホームに帰還。その後も2四球でチャンスを作る活躍を見せた。打撃成績は3打数1安打1打点2四球。打率は.250となった。
試合は、カブスが初回からのリードを守りで4-2で勝利した。
◆【実際の動画】チームのSNSが「あれは天国か? いや、ヤツは誠也だ!」と映画のセリフをもじり鈴木誠也の先制タイムリーを称賛
■「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」で先制打
「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」は、1989年に公開された野球映画『フィールド・オブ・ドリームス』の撮影地で、昨年からスタートした1日限定の特別試合。今年はレッズとカブスが対決し、両軍とも復刻ユニフォームでプレー。鈴木は日本人として初めてこの特別試合に出場した。
試合の冒頭では、シアトル・マリナーズで活躍、野球殿堂入りしたケン・グリフィJr.が父・グリフィSr.とともにとうもろこし畑から登場、キャッチボールをする演出も行われ、野球がアメリカ人にとっていかにアイデンティティのひとつかを見せつけられるシーンも。Sr.はJr.が投じたボールを落球。これがTwitterでいじられ盛り上がったのもご愛嬌だ。
鈴木は、初回タイムリー・ツーベースヒットで先制点を挙げるとシカゴ・カブスは、Twitterの公式アカウントに「セイヤがパーティを盛り上げた!」と大々的に紹介。
地元メディアも反応し、『ブリーチャー・ネイション』は、「セイヤ! 左中間へのツーベースで、『フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム』の先制点を挙げたぞ」と喜び、スポーツメディア『ザ・カムバック』のマット・クラップ記者は、「よくやったセイヤ!」と興奮を伝えた。
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鈴木誠也(C)Getty Images
地元紙メディア『シカゴ・トリビューン』のメーガン・モンテムーロ記者は「セイヤが左中間へのタイムリーツーベースで先制」と速報したほか、『CHGOスポーツ』のライアン・ヘレラ記者も「2アウトからセイヤがツーベースヒット。カブスがフィールド・オブ・ドリームスでリードした」と興奮気味に速報。さらに、『NBCスポーツ・カブス』も、鈴木のGIF画像を添えながら、「トウモロコシ畑でカブスが先制点を挙げた」と湧いた。
また、MLB公式映像サービス『Cut4』は、鈴木の凡フライ捕球を「セイヤ・スズキにとってカン・オブ・コーン(平凡なフライ)だ」と、舞台のトウモロコシ畑に絡めながらそのプレーを速報した。鈴木は今試合のMLB公式イメージに起用されたが、初回の劇的なプレーでさらに現地での人気を高めた。
◆【実際の動画】チームのSNSが「ここれは天国か? いや、ヤツは誠也だ!」と映画のセリフをもじり鈴木誠也の先制タイムリーを称賛
◆【昨季プレーバック】『フィールド・オブ・ドリームス』対決は、まさに映画のような逆転サヨナラ弾でエンドロールへ
◆鈴木誠也、映画の舞台「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」での爆発につなげるか 復調示す9号アーチ
文●澤 良憲(Yoshi Sawa)
IS THAT HEAVEN?
NO IT’S SEIYA! □ pic.twitter.com/oERLvPNa5b
— Cubs Zone ️ (@CubsZone) August 11, 2022