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NBAの”生きる伝説”とされたビル・ラッセルさんの公式Twitterは7月31日(日本時間8月1日)、ラッセルさんが88歳でなくなったと告知を掲載した。
ラッセルさんは、1956年にボストン・セルティックスに入団、フランチャイズ・プレーヤーとして活躍。セルティクスは1959年から66年までNBA8連覇を達成。現在でも米スポーツ最長の黄金期とされている。セルティックスはラッセルさんの在籍期間中、57年さら68年、69年には2連覇を成し遂げ、11度チャンピオンを獲得。名門の揺るぎなき礎を築き上げた。
サンフランシスコ大学のメンバーとして、NCAAチャンピオンも55年、56年と連覇。さらに56年のメルボルン五輪では米代表チーム・メンバーとして金メダルも獲得している。
NBA通算記録は、1万4,522得点 (1試合平均15.1 得点)、2万1,620リバウンド (1試合平均22.5リバンウド、4,100 アシスト(1試合平均4.3 アシスト)。そのスコアリング能力よりも「ディフェンスの鬼」と呼ばれたリバウンドの多さは特筆すべきで、そのキャプテンシーでも一目を置かれた。1試合100得点のNBA記録を持つウィルト・チェンバレンでさえも、白旗を挙げた。レギュラーシーズンMVPは5度、オールスターにも12度選出。
66年には米スポーツ史上初めて黒人のヘッドコーチに就任。人種差別とも戦い続けた選手だった。NBAは2009年、ファイナルのMVPトロフィーを「ビル・ラッセルNBAファイナルMVP賞」と名称変更をしている。
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文●SPREAD編集部
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— TheBillRussell (@RealBillRussell) July 31, 2022