
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は3日(日本時間4日)、本拠地エンゼルススタジアムで行われたロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦に「1番・DH」で出場。第3打席、今季ドジャースの開幕投手を務めるウォーカー・ビューラーからオープン戦第3号となる本塁打を放った。7回に代打を送られ、交代。
この日は3打数1安打1打点だった。試合はエンゼルスが5-1で快勝した。
◆【実際のHR映像】大谷翔平、開幕目前で仕上がりは万全 豪腕ビューラーから放った完璧ホームラン
■「オオタニのビッグフライ」と称賛
エンゼルスとドジャースの対戦は、お互いの本拠地が高速道路で結ばれているため、「フリーウエイシリーズ」と呼ばれ、注目を集めるカード。
その試合で大谷が対峙したのは、ドジャースの開幕投手を務める右腕ビューラー。同投手とは2020年に対戦経験があるが、2打席とも打ち取られていた。この日も第1打席は三振、第2打席は一ゴロに終わっていた。
しかし、迎えた第3打席、ついに捉えた。ビューラーの投じた89.7マイル(約144キロ)のチェンジアップを右翼席へ運んだ。このオープン戦3号は、打球速度110・9マイル(約178キロ)、飛距離412フィート(約126メートル)、打球角度23度を記録。豪快な一撃に対して、MLB公式Twitterは「オオタニのビッグフライ。開幕が目前に迫っている」とつづり、映像とともに投稿した。また、MLB.comのレット・ボリンガー記者も「右中間へソロホームラン。文句なしの一発でした」と称賛した。
この日は、エンゼルスの良い点が目立った。打線は活発で、大谷のほかテイラー・ウォード、アンソニー・レンドンにも一発が飛び出し、投げてはローテの中心となるべきノア・シンダーガードが5回を2安打1失点、1四球、7奪三振という好投で、順調な調整ぶりを披露した。大谷の後を打ったマイク・トラウトも安打こそ出なかったものの、鋭い当たりを飛ばした。
米地元紙「オレンジ・カウンティ―・レジスター」によると、対戦したビューラーは「トラウトはこの試合において最高の打者の1人だった。彼には2打席続けてハードヒットされ、外野の深くまでボールを運ばれた。もう少しで本塁打になりそうだった」と振り返り、無安打に抑えながらもトラウトの復活を感じ取っていた。
大谷、シンダーガード、トラウト……。チームを支える主役たちが、開幕へ向けて本格的に調子を上げてきた。
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文・SPREAD編集部
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