
東京五輪のバスケットボール男子は26日、日本対スペインがさいたまスーパーアリーナで行われ、日本は77対88で世界ランキング2位のスペイン相手に初戦を落とした。
世界ランク42位の日本は試合開始から、スペインにスタートダッシュを許し、先行される。第2クオーター5分33秒に八村塁(ワシントン・ウイザーズ)の3ポイントで一時同点としたものの、リッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)にペースを乱されスペインの怒涛の攻撃を防げず、28対48と一気に20点差をつけられ前半を終えた。
後半は、BリーグMVPシューター金丸晃輔の連続3ポイントなどで追い上げを見せたが、第2クオーターで背負った「借金」が重くのしかかり、11点差で敗れた。
八村は20得点、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)も19得点とNBAプレーヤーらしく躍動するも、2019年ワールドカップ王者スペインに一歩及ばなかった。
バスケ日本代表が五輪に出場するのは45年ぶり。八村は試合後「とにかく、これが我々にとって初めての五輪。これも経験だ。次に活かすよ」と前を向いて答えた。
日本は29日、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)擁する世界ランク16位のスロベニアと対戦する。スロベニアは同4位のアルゼンチンと対戦し、ドンチッチの48得点などにより30点差で撃破している。
◆八村塁、渡邊雄太、馬場雄大の海外組は「救世主」となるのか、「奇跡の1勝」は果たして
◆八村塁、渡邊雄太、2人のNBAプレーヤー擁する「史上最強」男子代表の大躍進に期待
◆バスケ男子が格上のフランスに大金星 五輪へ弾み 八村「チームも気合入ってて」
文・SPREAD編集部