笹川スポーツ財団(SSF)が発表した「あなたが選ぶ!2019年活躍したアスリート・スポーツ重大ニュース」のWEBアンケート結果において、活躍したアスリート部門で男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が1位に選ばれた。
スポーツ重大ニュース部門でも『グランプリシリーズ カナダ大会で、男子は羽生が優勝、女子は紀平が2位に』が1位に輝いており、羽生選手は両部門でトップに立った。
新ルールでも300点越えを連発 2年ぶりの4回転ルッツも成功
本アンケートは2019年11月28日~12月6日までの間に実施され、有効回答数は3493件。
選手部門1位の羽生選手は今季、グランプリシリーズ初戦のスケートカナダに出場すると、ショートプログラムで2位の選手に25点の大差をつけ、フリーでもほぼ完璧な演技を披露。今季世界最高(当時)となる322.59点をマークした。
羽生選手は続くNHK杯でも、ただひとり300点を越える演技で3年ぶり4度目の優勝。12月のグランプリファイナルでは、ショートプログラムで連続ジャンプにミスが出て5度目の優勝を逃したが、フリーではケガのリスクを考慮して2年間封印してきた4回転ルッツに成功した。
2位はラグビーワールドカップで日本代表の主将を務めたリーチ・マイケル選手。3位にはゴルフの全英オープンで日本女子42年ぶりの海外メジャー制覇を達成した渋野日向子選手がランクインした。
- 1位 羽生結弦(フィギュアスケート)
- 2位 リーチ・マイケル(ラグビー)
- 3位 渋野日向子(ゴルフ)
- 4位 八村塁(バスケットボール)
- 5位 桃田賢斗(バドミントン)
- 6位 瀬戸大也(競泳)
- 7位 大坂なおみ(テニス)
- 8位 福岡堅樹(ラグビー)
- 9位 紀平梨花(フィギュアスケート)
- 9位 井上尚弥(ボクシング)
スケートカナダは4度目の挑戦にして初優勝
重大ニュース部門の1位に選ばれたスケートカナダでは、男子シングルで羽生選手が優勝、女子シングルスでも紀平梨花選手が銀メダルを獲得した。
羽生選手はスケートカナダ4度目の出場で初優勝。過去3大会いずれも2位で優勝にあと一歩届かなかった。
大会後のインタビューでは、初優勝に向けて「行くぞ、スケートカナダ。ベストを尽くすからな」と自分を奮い立たせて臨んだと明かし、悲願の初優勝に「やっとここで勝てたので、スケートカナダのことが本当に好きになれました」と笑みを見せた。
- 1位 【フィギュア】グランプリシリーズ カナダ大会で、男子は羽生が優勝
女子は紀平が2位に。 - 2位 【ラグビー】日本代表、ラグビーワールドカップ初のベスト8入りを達成
- 3位 【水泳】競泳の池江璃花子、白血病を公表
- 4位 【テニス】大坂なおみ、全豪オープンで初優勝
- 5位 【野球】イチロー、日米通算4367安打の記録を残し引退