フィギュアスケートのNHK杯は女子シングルでアリョーナ・コストルナヤ選手が優勝した。今季からシニアデビューした驚異の16歳はフランス国際に続くグランプリシリーズ2連勝でファイナル進出も決めている。
2位には紀平梨花選手、3位には平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手が入った。
コストルナヤ選手は25日にインスタグラムを更新。姉弟子でもあるザギトワ選手、2人を指導するエテリ・トゥトベリーゼコーチ、振付師のダニイル・グレイヘンガウスさんとの写真を掲載した。
「私の2度目のグランプリが終わりました。ファイナルの出場権を獲得できて嬉しいです。コーチ、ドクター、両親、そして私を応援してくれた全ての人に感謝します」
グランプリシリーズ完全制覇のロシア3人娘
グランプリシリーズ6戦が終わり、ファイナル出場選手が出そろった。女子シングルではトゥトベリーゼコーチが指導する3選手(コストルナヤ選手、アレクサンドラ・トゥルソワ選手、アンナ・シェルバコワ選手)がそれぞれ2勝ずつで金メダルを独占。シニアデビュー初年度から脅威のジャンプを見せる『ロシア3人娘』が圧倒的な強さを発揮した。
そのほかでは紀平選手、ザギトワ選手、アメリカのブレディ・テネル選手が出場権を獲得。女子は6選手中4人がロシア勢となった。
コストルナヤ選手のNHK杯優勝後に「Six down」とインスタグラムを更新したトゥトベリーゼコーチだが、すでにファイナル制覇に向けて準備を進めているようだ。24日にはトゥルソワ選手が練習でトリプルアクセルを成功させた動画を公開している。
10月のジャパンオープンで4本の4回転ジャンプを成功させ話題をさらったトゥルソワ選手。大会後の会見でトリプルアクセルについて尋ねられると「準備はしています。跳べるようになったら、すぐに導入したい」と答えていた。