前回とメンバー編成はどう変わった?サッカー日本代表を考察 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

前回とメンバー編成はどう変わった?サッカー日本代表を考察

スポーツ まとめ
約2年ぶりに代表に復帰した柴崎岳 参考画像(2015年6月11日)
  • 約2年ぶりに代表に復帰した柴崎岳 参考画像(2015年6月11日)
  • ハリルホジッチ
8月24日、オーストラリア、サウジアラビアとの2連戦に向けたサッカー日本代表27名が発表された。

ケガ人の事情もあり、前回の25人よりも2人多いメンバー編成となった。前回のメンバーと誰がどう入れ替わったのか?比較しながらハリルホジッチ監督の今回のメンバー選考について考察してみる。

〈GK〉
川島永嗣(FCメス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)

今回もこの不動の3選手。前回、それまで守護神として活躍していた西川周作(浦和レッズ)が落選し、中村が初選出。リーグでの活躍が認められた。


〈CB〉
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
三浦弦太(ガンバ大阪)
昌子源(鹿島アントラーズ)
【IN】植田直通(鹿島アントラーズ)
【OUT】槙野智章(浦和レッズ)

CBとして今回は槙野が外れ、植田が選出。槙野は前回の豪州戦の高さに対抗するため左SBとして起用されたが、今回もCBからは外れることとなった。CBには他にも最終予選で吉田のパートナーを組んできた森重がいるが、前回は選外。そして今回はケガで長期離脱中のため選ばれなかった。


〈SB〉
長友佑都(インテル/イタリア)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
【IN】槙野智章(浦和レッズ)
【OUT】宇賀神友弥(浦和レッズ)

槙野はSB枠で選出。宇賀神は前回初選出も、今回は選外となった。


〈守備的MF〉
山口蛍(セレッソ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪)
【IN】長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
【IN】高萩洋次郎(FC東京)(※高は詳しくは「はしごたか」)
【OUT】遠藤航(浦和レッズ)
【OUT】今野泰幸(ガンバ大阪)
【OUT】加藤恒平(PFCベロエ・スタラ・ザゴラ)

ケガから復帰したキャプテン長谷部が順当に復帰。高萩もJリーグでの活躍が認められ、代表復帰を果たした。イラク戦先発の遠藤、長谷部不在の穴を埋めた今野、前回サプライズ選出の加藤が今回は外れた。


〈攻撃的MF〉
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
【IN】柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
【IN】小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)
【OUT】倉田秋(ガンバ大阪)

前回の代表戦で肩を負傷して状態が心配された香川が順当に選出。リーグ開幕戦でも途中出場を果たしており、コンディションは上り調子だ。今季ヘタフェで背番号10を背負う柴崎選手が約2年ぶりの復帰。昨シーズン終盤から好調を維持しており注目が集まる。

小林も約1年ぶりの選出。ハリルホジッチ監督もその左足に高い期待感を示しており「本田圭佑2世」との呼び声も高い。中盤で貴重なレフティーだ。6月のイラク戦に途中出場した倉田は他の好調選手に押し出された形として選外となった。


〈右WG〉
久保裕也(ヘント/ベルギー)
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)

右WGには前回同様この3人が選出。今シーズン調子を落としてはいるものの、日本代表での活躍を考えると久保は外せない。先日メキシコでのデビュー戦でゴールを挙げた本田は右WGだけでなく6月にはインサイドハーフでも起用され、今回も右WG以外での起用もあるかもしれない。

体格の大きいオーストラリアの選手に対して浅野のスピードは有効であり、今回もジョーカー的役割が期待される。


〈CF〉
大迫勇也(FCケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター/イングランド)
【IN】杉本健勇(セレッソ大阪)

靭帯損傷の影響でリーグ戦を欠場しており代表招集も危ぶまれた大迫。ケガの状態も見ながらオーストラリア戦出場を目指すこととなる。岡崎はプレミアリーグ開幕から2戦連発と絶好調。杉本もJリーグの得点王争いに絡むなど好調を維持。

経験豊富なベテランと大きなポテンシャルを秘めるセレッソ大阪の点取り屋に得点の期待がかかる。


〈左WG〉
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
乾貴士(エイバル/スペイン)
【IN】武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)

不動の原口とシリア戦で株をあげクラブでも好調を維持する乾の左WGを巡るポジション争いにも目が離せない。クラブではCFも務める武藤は、今回約1年ぶりの代表復帰となる。得点力の高さは折り紙つきでもちろんチャンスはある。
《北川雄太》

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