【NFL】残り1ヤードでインターセプト、ペイトリオッツが逆転で10季ぶりのスーパーボウル制覇 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【NFL】残り1ヤードでインターセプト、ペイトリオッツが逆転で10季ぶりのスーパーボウル制覇

スポーツ 短信
【NFL】残り1ヤードでインターセプト、ペイトリオッツが逆転で10季ぶりのスーパーボウル制覇(c)Getty Images
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第49回スーパーボウルが現地2月1日に行われ、AFC王者のニューイングランド・ペイトリオッツが、NFC王者シアトル・シーホークスを28-24で下し優勝した。

試合は両チーム第1Qを無得点で終え第2Q、先に点を取ったのはペイトリオッツだった。リーグ1位のディフェンス陣を要するシーホークスに、サイドへ短いパスを散らし的を絞らせない。

ベテランQBトム・ブレイディの用兵が冴え渡り7点を先制したペイトリオッツ。シーホークスもRBマショーン・リンチのランで追いつくが、再びブレイディがTEグロンコウスキーへのパスを通し勝ち越しに成功する。直後シーホークスも前半終了間際にQBラッセル・ウィルソンがWRマシューズにタッチダウンパスを通し同点に追いついた。

第3Qシーホークスは最初の攻撃でフィールドゴールを奪い3点勝ち越す。さらに絶好調だったブレイディのパスをインターセプトし、WRゴールドウィンへのパスでタッチダウンを奪い、シーホークスが14-24とリードを10点に広げた。

10シーズンぶりの王者に向け負けられないペイトリオッツは、第4Qにブレイディがこの試合3本目のTDパスを決め、差を3点に縮める。さらに残り2分2秒でブレイディがスーパーボウル通算13本目、歴代最多記録となるTDパスを通し28-24と土壇場で逆転した。

勝利目前と思われたところから試合を引っくり返されたシーホークスだが、最後まで勝利だけを狙い続ける。ウィルソンが投げた長いパスは落下地点にWRカースが走りこんだ。1度は仰向けに倒されパス失敗かと思われたが、絶体絶命の体勢から地面へボールが着く前に捕球するカースのビッグプレーにより、シーホークスは残り時間1分6秒でタッチダウン目前まで一気に進む。


さらに前進したシーホークスは残り1ヤード。ここでタッチダウンを奪えばペイトリオッツに反撃する時間はなく、ほぼ自動的にシーホークスの勝利が決まる場面。チームはパスを選択し、ウィルソンはターゲット目掛けて投げた。

チームを救ったのはペイトリオッツの新人マルコム・バトラーだった。捕球体勢に入った相手の死角から近づくと、一気に前へ出てインターセプト。攻撃権を奪い取ったペイトリオッツは残り時間を使いきり、10シーズンぶりのスーパーボウル制覇を達成した。


最後の1プレーまで見どころの詰まった好ゲームに、試合終了後からファンも「劇的な終わり方でもあり、最高のスーパーボウル」「シーホークスを応援していたんだけどまさかの大逆転だよ。あれはすごかった。劇的という言葉はああいうプレーを指すのだ」「今年のスーパーボウルは最初から最後まで熱い熱い試合でした。一番最後にビッグプレーの応酬!」「今年1年NFL見てて一番おもしろい試合だった」「ブレイディ4度目のスーパーボウル制覇でMVP3回目とか、ちょっと何言ってるか分かんないですね」など、興奮した様子で試合の感想を書き込んでいた。

真冬の頂上決戦で久しぶりの王座に就いたペイトリオッツ。勝利目前で終盤に引っくり返される試合が多かっただけに、バトラーのインターセプトはそうした嫌な記憶も断ち切る値千金のプレーとなった。

《岩藤健》

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