サヨナラ3ランの亀井善行、3度めの正直で決めた「打てなかったら命取られると思って」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

サヨナラ3ランの亀井善行、3度めの正直で決めた「打てなかったら命取られると思って」

スポーツ 選手
野球 イメージ(c)Getty Images
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ヒーローがお立ち台で言葉をつまらせた。6月18日に東京ドームで行われた巨人対ロッテの3回戦。巨人は延長十二回裏に亀井善行の逆転サヨナラ3ランにより7-5で勝利した。

阿部慎之助が2本のソロ本塁打を放ち、四回までに3-0とリードした巨人。だが八回に追いつかれると延長では十二回表に2点を奪われる苦しい展開になる。

それでも諦めず勝利を目指す巨人は坂本勇人の適時二塁打で1点差に詰め寄る。続くケーシー・マギーは敬遠。ロッテバッテリーは亀井との勝負を選んだ。このチャンスで打席に立った亀井は内角の球をフルスイング。ライトスタンド中段まで飛ばす劇的なサヨナラ3ランとなった。

この前の打席でもチャンスで回ってきながら好機を逸していた亀井。ヒーローインタビューでは、「ほんとに最後打てなかったら、命取られると思って、それぐらいの気持ちでいきました」と涙ながらに重圧を吐露した。

執念の一打にファンからは、「眼の前で3度も敬遠されて悔しかったんだろうな」「これぞ男泣き!って感じの涙でした」「亀井選手の涙にすごく感動」「今月はいろいろあったけど最後にもっと笑い泣きしたい!」などの声が寄せられている。

交流戦期間中に球団ワーストを塗り替える大型連敗もあった巨人だが、最後の2カードは5勝1敗で勝ち越し来週からのセ・リーグ再開に向け良い形で締めくくった。
《岩藤健》

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