子どもたちは、外遊びや部活動などで日やけしている姿が「らしい」と見られていたが、「それはもう過去のイメージ」という。
日やけ対策先進国といわれるオーストラリアは、1980年代に「Sun Smart」プログラムを導入。長袖のシャツを着る、日やけ止めを塗る、防止をかぶる、サングラスをかけるといった対策を国レベルで講じ、紫外線による健康被害を予防した。
日本は、オーストラリアのこうした対策から遅れをとり、1998年に、母子手帳から日光浴をすすめる記述が削除されたが、「まだまだ紫外線対策に対する意識が弱い」という。
同説明会では、「子どもの肌は、大人より紫外線の影響を受けやすい」「本来は子どもこそ、しっかりと日やけを防止しなければならない」「乳児は角層が薄く、メラニンの濃度が低いため、UVダメージを受けやすい」といった指摘があった。
こうした背景のなか、同社は子育て世代に向けて、スポーツや外遊びについてリサーチ。生後6か月~4歳の子を持つ20~40代の母親1030人に「子どもの成長にとって外遊びは重要か?」と聞くと、7割以上が「とても重要」と答えたという。
また、降園後の外遊び時間は1999年が65分だったのに対し、10年後の2009年は43分へと減少傾向にあることもわかった。
そこで同社は今春、子育て世代に向けた外遊びレシピサイト「sotomo」をオープンさせ、同時に子ども向け日やけ止め「ビオレ UV のびのびキッズミルク」を発売。
「子どもに使える日やけ止めは、『低SPF』『低PA』のものがほとんど。低○○や○○無配合といったキーワードだけが安心の担保になっていた。今回の商品は、SPF50+、PA++++でやさしさと高い紫外線カットを実現させた」と伝えた。
また、同説明会には、sotomoを監修した「BE-PAL」スタッフも同席。記者たちはサイトで紹介されている外遊び「両足ボールキャッチ」「尖ってない紙ヒコーキづくり」を実際にトライした。
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