
卓球女子の平野美宇(木下グループ)は、25日から行われている中国超級リーグの第2ラウンドに深圳大学の一員として参戦中。6月の第1ラウンドに続いて世界最高峰の舞台に挑んでいる。
そんななか、同じチームに在籍するのが世界ランキング1位の孫穎莎(中国)で、ダブルスで初共闘した両者の様子に現地メディアも熱視線を送っている。
◆【動画あり】平野美宇、孫穎莎との“交流”に現地メディア熱視線「一挙手一投足に魅了」 チームメイトの世界女王がベンチで戦況見守る
■シングルスでも勝利に貢献
平野は6月9日から11日にかけて行われた第1ラウンドでは現世界ランキング4位の蒯曼(中国)とペアを組むなどダブルスで2勝、シングルスで1勝を挙げてチームの2連勝に貢献した。
迎えた第2ラウンド初陣で実現したのが同学年である世界女王とのタッグ結成。成都高新との試合で平野は孫穎莎とペアを組み第1試合に出場し、2ゲームを奪われたものの3-2で勝利。平野はその後、シングルスでも白星を挙げて、深圳大学の勝利に貢献した。
中国メディアの『捜狐』が初ペアを結成した互いのコメントを伝えており、孫穎莎は「平野美宇選手との連携にはとても満足しています。これまでペアを組んだことはなく、言葉のコミュニケーションは少し難しかったですが、平野選手の中国語の理解力は思ったよりも優れていました」と言語力を評価。さらに、「試合序盤は多少の躓きもありましたが、その後も積極的にコミュニケーションをとって、最終的に勝利することができて本当に嬉しいです」と好連携に満足感を示している。
また、平野も孫穎莎とのコンビについて「試合序盤では孫穎莎選手からアドバイスをもらいました。昨日は孫選手とダブルスを組むことになり、とても緊張していました。それでもうまく連携して勝つことができました」と安堵のコメントを残している。
同じ2000年生まれである平野と孫穎莎は、日本と中国の主力選手として国際大会でしのぎを削ってきた。平野の中国挑戦により実現した両者の共闘が、現地でも注目のトピックとなっている。
◆【動画あり】平野美宇、孫穎莎との“交流”に現地メディア熱視線「一挙手一投足に魅了」 チームメイトの世界女王がベンチで戦況見守る