ホームでエヴァートンの引き分けたイングランド・プレミアリーグ第31節のあと、マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、ゴール欠乏症に悩むマーカス・ラッシュフォードへのサポートを約束した。
前半に先制点を奪われたマンチェスター・Uは、後半アディショナルタイムのPKをズラタン・イブラヒモビッチが成功させ、辛くも引き分けに持ち込んだ。負けなかったことはせめてもの救いだが、大型補強を行いながら勝ちきれない試合が続くことに地元メディアやファンからは不満も漏れている。
イブラヒモビッチ以外の選手にゴールが少なく、チームの成績が彼の調子に左右されているとの声が絶えない。
リーグ戦で2016年9月の第6節、レスター・シティ戦を最後に得点がないマーカス・ラッシュフォードも槍玉に挙げられているひとりだ。
だが、モウリーニョ監督は「チャンスで決められていない選手がいるのは、チームにとって良くないことだ」とした上で、「ピッチで全力を尽くす選手とは対話する。力を出し尽くしてくれるなら何の問題もない」とラッシュフォードを擁護した。
「彼が受けるべきものはサポートだけだ。批判ではなくサポートが必要だ。彼はとにかく必死に練習してトライし続けている。中央からも右サイドからも、ひたすらトライを続けている。見ていれば簡単に分かることだ。彼は必死にやっている。並外れた力を持った選手であり、素晴らしいプロフェッショナルだ。だから何も問題はない。彼には『何も問題ないから進み続けろ』と伝えている」
《岩藤健》
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