ラグビーイングランド代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズ氏は、「いまのイングランド代表にワールドクラスはいない」と言う。しかし、これは選手たちへの批判ではなく、ワールドクラスという言葉が軽々しく使われすぎているためだと語った。
「アレックス・ファーガソンのユナイテッドでの26年間を見ても、ワールドクラスの選手はふたりいただけだと彼は言っていた。ワールドクラスというのが軽く使われすぎていると思う」
ジョーンズHCはサッカーのマンチェスター・ユナイテッドを長く率い、同クラブに数々の栄光をもたらしたファーガソン監督の言葉を例に取りながら話す。自身の考えるワールドクラスの基準は、「世界ベスト15に自動的に選ばれる選手」とした。
「いまの我々のチームにそういう選手はいない。良い選手は大勢いるし彼らはさらなる向上を目指している。ワールドクラスがいないというのは選手たちへの批判ではない。チームへの批判でもない。単純にそれが事実ということなんだ」
《岩藤健》
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