ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が、オーストラリア代表との試合を前に会見した。ジョーンズHCはイングランドの選手層が厚くなっており、今回の選手選考は難航したと話している。
昨秋のワールドカップ(W杯)では予選プールで敗退し、自国開催の大会で決勝トーナメントに進めなかったイングランド。伝統国の再建を任され初の外国人HCとなったジョーンズ氏は、その期待に応え3月に行われた欧州6ヶ国対抗戦(シックス・ネーションズ)で全勝優勝した。
現在の代表チームについてジョーンズHCは、「ベテランと若手のバランスが取れており、平均年齢は24歳だ。今回のツアーはチームにとって素晴らしい機会になる。学んで改善して目標に向けて仕事を続ける機会だ」と説明。代表経験豊富な選手と、台頭してきた若手との融合が進んでいるとした。
「選手選考は難しくなる一方だ。32人の選手が23枠を争っている。ウェールズ戦で見事なプレーをしても、15人どころか23人に入れない者もいる。選手選考が難しくなっているのは、イングランドラグビーの選手層が厚くなっている証拠だ」
最新の世界ランキングはイングランド4位、オーストラリア2位。強豪国どうしの激しい戦いになるのは間違いない。
《岩藤健》
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