2回戦で第2シードのノバク・ジョコビッチを破り、続く3回戦でも第30シードのパブロ・カレノブスタをフルセットで下したイストミン。2016年の大スランプでランキングを117位まで落とした男が、2017年最初のグランドスラムで波乱の主役に躍り出た。
ディミトロフとの4回戦でも先にセットを奪って会場を沸かせたが、3回戦までに14セットを戦っていたイストミンの身体は限界だった。試合途中に腰を痛めてメディカルタイムアウトを取ると、そこからは目に見て左右のフットワークが鈍る。
ゲーム間にベンチへ戻るたびマッサージを受け、試合中に座り込んでしまう場面もあった。それでも最後まで気力で戦い続けたイストミンは、「感謝してもしきれない」と笑顔で全豪を後にした。
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— #AusOpen (@AustralianOpen) 2017年1月23日
この試合にテニスファンからは、「イストミンの快進撃もついに終わってしまったか」「イストミンは残念だな。やっぱりノーシードは体力がもたないか」「身体の問題がなければ勝てたかもと思わせる素晴らしい序盤でした」「イストミン完全燃焼したな。お疲れ様でした」などの声が寄せられている。