男子ゴルフのタイガー・ウッズが12月1日、ヒーロー・ワールドチャレンジで15カ月ぶりのツアー復帰を果たした。前半は一時首位に並んだが、後半でスコアを崩し1日目は17位で終えている。
2015年8月のウィンダム選手権を最後に長期休養を取っていたウッズ。8番までは快調なゴルフを見せたが、残り10ホールで大きく順位を落とした。ケガや体力の衰えは否定したが、「普通ならしないようなミスをしてしまった。時間とテストが必要だ」と試合勘の鈍りを感じている様子だった。
それでもウッズの復活を信じる声は多い。メジャー2勝のジョーダン・スピースは、「完全復活には少し時間が必要だろう」としながらも、ウッズならやれるはずだと期待する。
「ここ30年間で世間の期待を上回る活躍をしたのは彼だけだ。いまは少し時間をあげてほしい。リズムと試合でのショットの感覚を取り戻すため、多くの大会に出場してほしい。過去10年間でのベストショットは1週間では取り戻せないだろうからね」
大会前にウッズと話した様子では復帰を喜び、自信があるようにも見えたと話すスピース。ルーキーイヤーの2013年に見たウッズの圧倒的な強さが忘れられないと振り返り、「あのころのタイガーに戻ってほしい」と応援した。
《岩藤健》
page top