昨季のイングランド・プレミアリーグに旋風を巻き起こし、クラブ史上初のプレミアリーグ制覇を成し遂げたレスター・シティ。エースとして得点王争いにも絡む活躍を見せたFWジェイミー・ヴァーディが、優勝決定までの道のりを振り返った。
シーズン中に「もしかしたら優勝できるかも」と感じた瞬間には、2016年2月に行われたマンチェスター・シティとのアウェーゲームを挙げた。天王山と言われたリーグ第25節を3-1で制し、レスターは勢いを増した。
「そういう戦いを続けられればチャンスがあると思えた」と振り返るヴァーディ。だが本当に決定的な瞬間は、自宅でチームメートと一緒にチェルシー対トッテナム戦を見ていたときだと言う。
「(自宅で優勝の瞬間を迎えるのは)信じられなかったよ。チェルシーが0-2にされると少し静かになったけど、ゴールが入ると家の中は本当に異常な騒ぎになった」
インタビュアーからは、「今季はゴール数が伸び悩んでいる。一発屋ではなかったと証明できるでしょうか?」という質問もあった。ヴァーディは気分を害した様子も見せず、「自分の得意なことを、もう一度やれるようにするだけだ」と静かに答えた。
《岩藤健》
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