レスターは人口33万人の街だが、この日のパレードには24万人が集まったとされる。チームは終着点のビクトリアパークで優勝トロフィーを掲げ、改めてファンとともに今季の優勝を喜んだ。普段スタジアムに来る機会がない人も、この日はパレードに参加して街全体でチャンピオンチームを祝福した。
一方で岡崎は満たされることのない渇きも抱えていた。チームは最高の結果をつかんだが、個人としてはリーグ戦5得点で終えたシーズン。前線からのプレスや、動き回ってジェイミー・ヴァーディにスペースを作り出すなど、献身的な働きでクラウディオ・ラニエリ監督の信頼を勝ち取ったが、ストライカーとして本人は物足りなさも感じている。
「優勝できたことは本当に素晴らしい。チームに感謝しているし、支えてくれたサポーターの方々にも感謝しているが、自分の結果には毎試合満足していなかった。そういう貪欲さをこの1年でまた新たに手にした」
「改めてサッカー選手として、もっと上に行きたいと思う」と話した岡崎。その目は早くも来季の戦いを見据えていた。
What a day...#havingaparty pic.twitter.com/cBwpDQE1el
— Leicester City (@LCFC) 2016年5月16日