今季イングランド・プレミアリーグで初優勝を果たしたレスター・シティ。岡崎慎司は35試合に出場、うち28試合で先発する活躍で優勝に大きく貢献した。FWとして存在感を示した岡崎には来季も期待がかかる。
一方でクラブはUEFAチャンピオンズリーグ（CL）とプレミアリーグの併行日程を見据え、今夏の移籍市場で選手層を厚くしたいとも考えている。5月8日、イタリアメディアはレスターがコロンビア代表FWラダメル・ファルカオに興味を持っていると伝えた。
ポルト（ポルトガル）やアトレティコ・マドリード（スペイン）で活躍したファルカオ。モナコ（フランス）に所属していた2014年、マンチェスター・ユナイテッドへのローン移籍でイングランド上陸を果たす。だがユナイテッドではケガもあり期待された活躍ができず、買い取りオプションは破棄された。今季はチェルシーに移籍してイングランドでの挑戦を続けたが、またも期待はずれの結果に終わった。
レスターのクラウディオ・ラニエリ監督は、モナコ時代にファルカオを指導した経験があり、ポテンシャルや生かし方を知っている。ネックになるのは週給14万ポンド（約2200万円）とも言われる高額な年俸か。
また、ラニエリ監督は「ビッグネームよりも、チームにフィットする先発レベルの選手がほしい」と話している。具体的な名前として『Sky Sports』は10日、今季イタリアのセリエBで24得点をマークしたジャンルカ・ラパドゥーラの名前をラニエリ監督が挙げたと伝えた。ラパドゥーラにはセリエA5連覇を達成したユベントスも興味を示している。
リヤド・マフレズ、エンゴロ・カンテなど主力選手の流出が懸念されるレスター。欧州カップ戦とリーグ戦を併せて戦うためにも、今夏の移籍市場で補強は絶対に必要だ。しかし、新たなライバル出現は岡崎の出場機会に影響する可能性もある。チームにはジェイミー・ヴァーディという絶対的なエースもおり、岡崎はイングランド2年目のシーズンも激しい先発争いを強いられそうだ。
《岩藤健》
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