2016年9月7日から開催されているリオパラリンピックの正式種目の一つ、「ボッチャ」。2008年の北京大会以来、3回目の出場である日本が団体で「銀メダル」を獲得しました。
決勝戦では世界ランキング1位のタイと対戦し、9-4で敗れてしまいましたが、世界ランキング7位の日本はこの競技で初のメダル獲得という快挙を成し遂げました!
ボッチャとは?
ボッチャとは、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案された、ヨーロッパ発祥のスポーツです。
赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールにいかに近づけるかを競います。障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。
また、障害の程度によりクラスが分かれており、同じクラスの選手どうしが対戦します。クラスはBC1、BC2、BC3、BC4、オープンの5つあり、オープン以外の4クラスがパラリンピック等の国際大会対象クラスになります。
ちなみに今回、銀メダルを獲得した団体はBC1クラスの選手とBC2クラス選手の混合チームです。
詳しくは、動画で説明されているのでぜひご覧ください。
思ったより難しそうなスポーツですよね。
そして決勝を終えたキャプテンの杉村選手は…
「力を出し切って戦いましたが、タイは本当に強かったです。個人のレベルを上げたことがチーム力のアップにつながりました。日本や現地からのエールが力になったことに感謝しています」
と報道メディアに対してコメントされました。
ボッチャという競技を初めて知った方が多いと思いますが、これを機にこのスポーツを知っていくのも良いですよね。
(原題:ボッチャで日本初の快挙!「日本や現地からのエールが力になった」)
《記事提供:FUNDO》