4. アテネ・体操男子団体
2004年アテネオリンピック男子団体総合の決勝で日本は、最初のゆかを終えた時点で、出場8ヶ国中7位と大きく後退。しかしそこからノーミスで追い上げを見せ、5種目を終えた時点で、首位との差を0.063までに縮めた。
最終種目の鉄棒では、冨田洋之が「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」という、名実況が生まれるほどの、高得点を叩き出す演技を見せ、歴史的な逆転劇を達成し、金メダルを獲得。
28年ぶりに世界の頂点に立ち、体操ニッポンの復活を世界に見せた。
《荒井隆一》
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