カーニバルの時期などは宿泊費が異常に高騰するばかりか、世界中から殺到する旅行者に宿泊施設が溢れかえることすらあるとも聞く。オリンピックはさらにこの「宿泊施設問題」が浮かび上がるだろうと開催前から予測されていた。
その解決策のひとつとなるのが、「Airbnb」だった。家の空きスペースと、旅行者をマッチングさせる民泊サービス。2015年春にはリオオリンピックの宿泊施設の選択肢のひとつとして、公式サプライヤーに決定している。
リオは世界各国と比較しても登録数の多い国である。五輪開催前のAirbnbによる発表によると、期間中、世界110カ国以上から55,000人以上の宿泊客を受け入れる予定であるということだった。
2015年春にはリオリンピックの宿泊施設の選択肢のひとつとして、公式サプライヤーに決定しているAirbnb。チケット購入サイトを覗いても、きちんとリンクされていて、国としても利用を推奨しているのがわかる。 pic.twitter.com/tqVcoqXBm0
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年8月14日
リオ五輪チケットを購入できる公式サイトを覗いても、きちんとAirbnbがリンクされていた。リオ市としても利用を推奨しているのがわかる。20000もの施設をリオデジャネイロでは提供しているという。
Airbnb。20000もの施設がリオデジャネイロでは利用できるという。 pic.twitter.com/LkttgAzmYO
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僕も試しに1泊泊まってみようと思ったのだけれど、断られた。この期間はやはり予約が多く埋まっているようだ。1泊だけの宿泊というのが、好意的にはとられなかったというのもあるだろう。
試しに1泊泊まってみようと思ったのだけれど、断られた。この期間はやはり予約が多い&1泊だけはダメだったっぽい。 pic.twitter.com/Ykzr2UvWm3
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いずれにせよ、宿泊費が高騰する中2000~3000円で宿泊ができるというのは嬉しい。ドミトリーのゲストハウスなども価格帯はこの付近だ。当日の宿も探せるので、全ての施設で「予約が殺到している」というわけではなさそうだが、宿泊費が高騰した高級ホテルには手を出せない観光客の受け皿的存在として、「Airbnb」がしっかりと存在感を示しているようすを確かに見た。
日本では法的にグレーゾーンとされるこの「Airbnb」だが、宿泊施設の問題に、東京五輪ではどういったアプローチがされるのか注目だ。