ウェブメディアがリオオリンピックを取材するには何からはじめたら良いのか? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ウェブメディアがリオオリンピックを取材するには何からはじめたら良いのか?

スポーツ まとめ
リオデジャネイロオリンピック イメージ
  • リオデジャネイロオリンピック イメージ
  • ウェブメディアがリオオリンピックを取材するには何からはじめたら良いのか?
  • ウェブメディアがリオオリンピックを取材するには何からはじめたら良いのか?
  • リオ五輪の金メダル(c)Getty Images
  • 夕日に染まるリオデジャネイロ
  • ウェブメディアがリオオリンピックを取材するには何からはじめたら良いのか?
  • ウェブメディアがリオオリンピックを取材するには何からはじめたら良いのか?
  • ウェブメディアがリオオリンピックを取材するには何からはじめたら良いのか?
8月5日~8月21日にかけてブラジルのリオデジャネイロで開催される第31回夏季オリンピック。この機会に初めてリオデジャネイロを訪れる日本人も多いだろう。

駐日ブラジル大使館オリンピック担当外交官、アウグスト・ペスタナ参事官によると、「10万人の日本人が渡航する」などの試算結果が出ているという。

我々CYCLE編集部も、なけなしの予算をはたいてリオデジャネイロに取材に行くことになっている。現地の空気感、様子を可能な限りに伝えることができればと思っている。

しかし、コネもノウハウも全くない「ネットメディア」がリオデジャネイロに行くのはそう簡単なことではない。ただでさえ大きなイベントはネットメディアの取材に対して対応が冷ややかなのだ。

バズフィードハフィントンポストが東京都議会の取材に行ったら「ネットメディアは報道ではない」と断られたという話をしているが、ジャンルは違えど、我々も第100回日本陸上選手権大会には「ネットメディア」という理由でプレスルームへの登録を断られたことがある。

結局、プレスルームには入らず事前に手配し、選手を直接取材した。


ただ、実績を積めば認められるという例もある。東京マラソンを始めて取材した2015年は、写真撮影が認められず、撮影エリアの大部分への立ち入りが禁止された。その中で取材を続け、様々な部分が評価されたのか、翌年の2016年はネットメディア単体としては唯一写真撮影などの取材権限が大きく認められた媒体となった。

とにかく、今大会の取材にはそういった思惑もある。「リオデジャネイロオリンピックを取材した」という事実が、東京オリンピックを取材するときに有利に働くことを期待しているというわけだ。

さて、ではどうやってリオデジャネイロオリンピックを取材しようか。新興スポーツネットメディアである我々にとって、オリンピックという超ビッグイベントを取材するのはハードルが高い。

海外までの航空券の手配、宿を手配など基礎的なところはもちろん、クリアしなければいけない課題が山ほどあった。

それらの準備をクリアした後、我々が取材をするにあたってまず着手したのはRMC(Rio Media Center リオメディアセンター)の登録だった。ここに登録すれば、ジャーナリスト向けの各種サービス、文化行事にアクセスできるという。



RMCサイト


日本ブラジル大使館を取材した時に、担当の人に教えてもらった。


僕らが信用されるかは別として、とりあえず登録を済ませている。本当に現地でジャーナリストとして認められ、活動ができるかどうかは正直まだ少し不安なところがある。

しかし、日本人選手の記者会見などはどこで行われるのだろうか?日本オリンピック協会(JOC)に問い合わせると、「Tokyo2020ジャパンハウス」という施設があることを教えてくれた。2020年に控える東京オリンピック・パラリンピック招致活動のプロモーションなど含めた日本の魅力をリオデジャネイロに集まる各国の人に伝えていくという。

しかも、ここで日本人選手の記者会見などが行われるらしい。どうやらロンドンオリンピックでも、ジャパンハウスが設置されていたらしく、連日のメダリスト会見は選手村ではなく、ジャパンハウスで行われていたようだ。

オリンピックを取材する報道機関にとって「ジャパンハウス」は押さえておかねければいけない活動拠点のひとつだろう。リオデジャネイロにおいて、ジャパンハウスはオリンピック競技中心地のバーラ地区に設置される。選手村や国際オリンピック委員会(IOC)のオフィシャルホテルとも近い。



ジャパンハウス 位置


急いでプレス登録をした。よかった。活動拠点をひとつ手に入れた。

期間も限られている中、競技についての詳しい情報を扱うのは我々のような媒体にはおそらく難しい。ネットメディアだからこそできる切り口で、記事を展開していく。
《編集部》

編集部おすすめの記事

page top