スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスは、サッカー欧州選手権(EURO)での自分の扱いに満足していない。彼は初戦のチェコ戦で後半37分に途中出場、続くトルコ戦は出番がなく今大会まだ8分間しかプレーしてないのだ。
■ペドロ「受け入れがたい役割」
この状況についてペドロは、「チームの一員でいるためだけに代表に来るのは困難だ」と話し、受け入れがたい役割だと不満を述べている。
スペイン国内で大きな反響を呼んでるペドロの発言に対し、同国代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督が会見で言及した。
「試合に出ていないので彼は少し怒っていた。それは致し方ないことだ。そういうことは起こり得る。あまり彼にきつく当たるべきではないと思う。彼は我々と50試合以上一緒にいたんだ。彼は選手として、とても正しい姿勢を保ってきた」
■「罰は与えない」デル・ボスケ監督
経験豊富なデル・ボスケ監督は、こうした事態は珍しくなく、ペドロに罰を与えることは考えてないと言う。
「我々はチーム内の全員とうまくやろうとしてきたと思う。全員にとってハッピーで快適なチームであろうとしてきた。試合に出ない選手が12人いるのだから、やや意見の食い違いが出る瞬間があることは避けようがない。そういうことが起こったんだと思う。それ以上のことではないね」
《岩藤健》
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