【津々見友彦の6輪生活】バッテリー切れにサヨナラ!トピーク「スマートフォンホルダー」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【津々見友彦の6輪生活】バッテリー切れにサヨナラ!トピーク「スマートフォンホルダー」

オピニオン コラム
iPhone 6Sとガーミンを搭載
  • iPhone 6Sとガーミンを搭載
  • 夜間はライトが便利
  • 【津々見友彦の6輪生活】バッテリー切れにサヨナラ!トピーク「スマートフォンホルダー」
  • 【津々見友彦の6輪生活】バッテリー切れにサヨナラ!トピーク「スマートフォンホルダー」
  • USBポートは2個、中央部にLEDランプ、左にスイッチ
  • スマートフォンホルダー(パワーパック付)のキット一式
  • ケーブルコレクター
  • ステム上に簡単にフィックス
自転車とスマートフォンの相性はとても良い!まず、地図が参照できる。仲間とはぐれら電話で再会できる。飲食店やコンビニを探せる。アクシデントで走れなくなったら、駅や自転車店も探せる。天気も確認できる。

今やスマートフォンは、自転車ライフに欠かせない必須アイテムだ。便利なスマートフォンだが、問題はバッテリーの持ち。私は現在iPhone 6Sを使用しており、iPhone 5よりバッテリーは長持ちするようになったが、それでも朝から使っていると15:00ごろになるとバッテリー残量が不安だ。

■失敗談…お笑いのような間抜けなサイクリング

70代ばかりの同級生3人で山梨県の清里方面にクルマに自転車を積んで行った時のこと。清里に移住した友人宅を訪ねて、付近をサイクリングする予定だった。高速道路から降りると、私ともうひとりはそこからサイクリング。もうひとりはクルマで移動となった。

私たち自転車組は、GPSの付いたガーミン・エッジ705に友人宅をセットして、さわやかな高原の空気の中を気持ちよくサイクリング。しばらくしてクルマの友人から電話。驚いたことに、何と彼は宿に着き、現地友人も宿にいるとのこと。

つまり目的地は友人宅ではなく、宿だったのだ。そんなこと聞かされてなかった…。友人宅にもうすぐの地点まで来ていたのに、慌ててガーミンに宿の場所を入力。走ってきた道を逆戻りすることに。でも心地よい気候の中、丁度いいサイクリングと楽しんでいたが、なんとガーミンがバッテリー切れ。


サイクリング イメージ

まあいいやiPhoneがあるから…と使い出すと、そのiPhoneもしばらくするとバッテリーが切れてしまった。

これで民家もない田舎道で地図もなく立ち往生することになった。同行の友人が持つガラケーが唯一の通信手段。現地友人に連絡を取るとクルマで迎えに来てくれると言うが、現在地を伝えられない。何しろ目標物が何もない。

結論を書くと、その後数々の苦労の後、クルマの現地友人とは合流できたのだが、バッテリー切れには散々泣かされた。

■バッテリー切れの心配を減らすアイテムがあった

さて、今回の紹介するのはトピークの「スマートフォンホルダー(パワーパック付)」だ。これには大いに惹かれた。自転車に大容量バッテリーを搭載するのは結構難しい。私はロードバイクのトップチューブに小型バッグを付けているのだが、この中にワイヤーロックや補給食などを入れるとパンパンになってしまう。

なので、このスマートフォンホルダーは嬉しい。取り付け位置はステムの上になるので邪魔にならず、それでいてベストではないが視認しやすい位置にギリギリ入る。本来はもう少し前方が理想だ。その代わり簡単に取り付けられるメリットは大きい。


充電中の様子

スマートフォンホルダーには、7800mAhのバッテリー、シリコンケース、充電USBケーブル、USBケーブル巻き取りコレクター、マジックテープ付きベルトが同包されている。各パーツの作りが良く、安っぽくないのが好印象。重量は280g。

大容量のバッテリーをシリコン製カバーでそっくり包み込む。上面にはシリコンのバンドが上下にあり、そのベルトにスマートフォンをしっかり止められる。シリコンゴムのため多少サイズのゆとりがありそうだ。iPhone 6Sより小型のiPhone 4などもちゃんとホールドできて、自由度は大きい。

シリコンカバーの下面はステムを挟み込む形状になっている。マジックテープの付いたベルトを通して簡単にステムに固定が可能。着脱はこのベルト1本だけなので簡単だ。サイクリングで立ち寄った先でも手軽に取り外せるので盗難の心配も不要になる。USBケーブルが長すぎる場合でも、付属のケーブルコレクターを使えばすっきりとまとめられる。



●USBポートは2個
出力のUSBポートは2個あり、片方は5V(2.1A)、もう片方は5V(1A)となっている。スマートフォンやガーミンなどを同時に充電できるのがありがたい。これでバッテリー切れになる心配はなくなった。

iPhone 6Sのバッテリーは1715mAhのため、3回以上は充電できそう。12時間程度ならiPhoneとガーミンを連続で使えるのでロングライドでも心強い。ポート接続後にスイッチを押して充電開始となる。

●ライトも装備
嬉しいのはLEDライトも装備されていること。充電スイッチを長押しするとLEDライトが点灯する。明るさは手元付近を照らす程度のものだが、暗がりで修理や探し物をする時に便利でトピークらしい心配りだ。

●充電時間
USB充電器で8~10時間と長い。容量が大きいために仕方ないが、電力インジケーターの点灯個数で充電状態を知ることができる作りだ。

●まとめ
価格は1万円(税抜き)で、最近安くなっているモバイルバッテリーからすると高くも感じるが、シリコンホルダー付きではリーズナブルな価格設定だ。シリコンケースだが、雨天はUSBポートが防水ではないため基本的には使えない。全体をビニール袋などで覆うような工夫は必要。

だが、これでサイクリング中のバッテリー切れを気にすることなく走れる心強い助っ人を得た。ブルべなどの超ロングライダーには必須アイテムになりそうだ。
《津々見友彦》

編集部おすすめの記事

page top