その1:リオ五輪開催を控えるブラジル、抱えている問題は?
---:今回ブラジルは、南半球で2番目のオリンピック開催国、南米では初のオリンピック開催国ですね。リオデジャネイロのアピールしたい点はどこでしょう?
ペスタナ参事官:リオは200年ブラジルの首都だった文化的で歴史的にもすばらしい街です。ダウンタウンも整備されていますし、日本の三井物産などが出資した路面電車が走っている。ボサノバの発祥地、サンバが発展した街でもありますし、カポエイラ(※)の重要な拠点になっています。
※:格闘技をもとに音楽、ダンスの要素を組み合わせたブラジルの文化。

カポエイラはこんな感じ
リオは、何よりも景色が素晴らしいです。世界に類のない海と山が一緒に見えるすばらしい眺望を、皆さんに堪能していただきたい。個人的にはサンパウロはビルばっかりであまり面白くないですね(笑)。
ただ、サンパウロは日系人が一番多い街です。面白いのは、電話帳を見るとブラジル人の代表的な名字よりも「フジタ」の方が多いんですね。日本の文化が社会に浸透しているとも言えます。
リレーに使われるトーチは、日系ブラジル人デザイナーのロミー・ハヤシさんがデザインしました。

夕日を浴びるリオデジャネイロの街

トーチリレーの様子
---:ブラジルはサッカーのイメージが強いですが、日本人にとってはマイナーでも、ブラジルでは人気のスポーツはありますか?
ペスタナ参事官:ポピュラーなのはサッカー、これはナンバーワンです。団体競技ではバレーが人気があります。あとはバスケットボール。
個人競技では格闘技、柔道に人気がありますね。水泳にも大きな期待が寄せられていますし、ビーチバレーもブラジルは強い。近年大きく成長したのは女子のハンドボールです。

ブラジル代表サッカー選手の代表格と言えばネイマール!
---:ブラジルはメダル獲得数に目標はありますか?
ペスタナ参事官:ブラジルでは伝統的にやっていないスポーツもあるので、メダル獲得数で世界20位以内を目指したいです。ただ、金メダルは10個ぐらい獲れると考えています。パラリンピックは目標を大きく掲げ、メダル数で3位以内に入ることを狙っています。
---:オリンピック開催国として、2020年の東京オリンピックをどう見ていますか?
ペスタナ参事官:次に東京でオリンピックが開催されることは、ブラジル大使館としても喜ばしいことです。私たちは「リオから東京へ」と掲げていますが、経験を活かして日本の皆さんと協力していきたいと思っています。