サッカー日本代表MF清武弘嗣にスペイン行きの可能性が出てきた。6月7日にドイツ紙『ビルト』は、リーガ・エスパニョーラのセビージャが清武に獲得オファーを出したと伝えている。
セビージャは今季のUEFAヨーロッパリーグで3連覇を果たし、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権も持っている強豪。トップ下でチームを率いていたエベル・バネガのインテル移籍は避けられないと見られ、同ポジションの補強が急務だった。
清武は今季、ドイツ・ブンデスリーガのハノーファーに所属し、ケガでの長期離脱もありながら5ゴールを挙げた。だがチームは最下位で2部降格が決定しており、来季の所属先が注目されていた。
清武とハノーファーの契約には、2部降格した場合650万ユーロ(約8億円)の契約解除金を支払うことで移籍が可能になるとの条項が盛り込まれている。これまでセビージャ側は契約解除金の減額を求めて交渉を行ってきたが、『ビルト』が伝えたところによると満額を支払う準備ができたようだ。
すでにセビージャと清武は4年契約で基本合意しており、残すはクラブ間での合意のみとなっている。
《岩藤健》
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