レスナーは大学時代にアマチュアレスリングで輝かしい成績を収め、卒業後はプロレス団体WWEに入団。プロレスラーとして数々のタイトルを獲得し、日本では新日本プロレスのリングに上がったこともある。
2007年から総合格闘技のリングに上がり、2008年にはUFCと契約。同年ランディ・クートゥアに勝利し、総合デビュー4戦目にしてUFC世界ヘビー級王座に就いた。だが2011年12月のUFC141でアリスター・オーフレイムに敗れた試合を最後に、自身の体調不良もあって総合格闘技からは退いていた。
UFC200での復帰を前にレスナーは、「(引退することは)受け入れられなかった。あの決断は難しかったし、一生受け入れられなかっただろうと思う。自分の望まない現実とこれから先も向き合って行くなんて」と当時のことを振り返っている。
「絶頂期に最高の状態じゃなかったから、自分としてはUFCのキャリアは誤魔化されたような気持ちがあるんだ。自分としては一度も相手に負けたつもりはない。ただ病気に負けたんだ」
WWEは所属レスラーの他団体参戦を基本的には認めていないが、今回は記念大会ということもあり、元ヘビー級王者の『1試合限定復帰』を容認した。
久しぶりのUFC復帰を果たしたレスナーだが、総合格闘技からは4年以上離れており、期待よりもコンディションを不安視する「最近はプロレスしかしてないし、短期間で仕上がるものかね」「CMパンクとやれば盛り上がったのに」「パンクとじゃ体格が違いすぎる」「ハントは勝って当たり前の得しない試合だな。早く倒しすぎても『空気読めよ』てなるし」「マクレガー不在のお祭り成分を補充か。正直UFCにはこういうマッチメイクしてほしくなかった」などの声が多い。
当日は前評判を覆す試合が見せられるか。
BROCK. IS. BACK! @BrockLesnar vs @markhunt1974#UFC200 | 7.9.16https://t.co/z8F8cMMrpE pic.twitter.com/m6OnURx3tw
— UFC (@ufc) 2016年6月6日