地元オランダ出身のオーフレイムと、元ヘビー級王者のアルロフスキー。UFCヘビー級3位のオーフレイムにとっては初のオランダ開催でトリを務めるだけでなく、タイトル戦線に名乗りを挙げるためにも大事な一戦だ。
上下のパンチを振って前へ詰めるアルロフスキー。金網に押し込まれながらもアリスターはヒザを返す。会場からは地元の英雄に大声援が飛ぶ。パンチの距離で戦いたいアルロフスキーに対し、オーフレイムは離れてミドルキックを出す。
第2ラウンドもパンチで戦いたいアルロフスキーに、オーフレイムはキックで応戦した。蹴りをキャッチしてアルロフスキーがパンチを返す。オーフレイムは少し離れた距離から二段蹴り。フロントハイキックがアルロフスキーのアゴをとらえ、追撃の左フックも入って仰向けに倒す。上からパウンドを落としたところでレフェリーが試合をストップ。
2ラウンド1分12秒TKOでオーフレイムが勝利した。
元王者から鮮やかなKO勝ちを奪ったオーフレイム。史上初となるK1&UFCの2団体制覇にファンからも、「第1ラウンドは互角。第2ラウンドもと思ったら、まさかの新技が炸裂した」「いつの間にかオーフレイム4連勝か。根性あるな」「アリスター・オーフレイムすごい」「さすがアリスター。年内にはタイトル戦実現しそうだな」と期待の声が挙がっている。
試合後のオーフレイムは今後について、「11月にベルトを獲りたい。来年はアムステルダムで防衛戦を行う」と話した。
Thank you Holland! Thank you ahoy! Het was geweldig om weer terug te zijn!
— Alistair Overeem (@Alistairovereem) 2016年5月8日