フライ級の絶対王者として君臨し、他を寄せつけないジョンソン。この試合ではレスリングで北京五輪を制したセフードと対戦した。総合でも10戦無敗のセフードは、第1ラウンドに組みついた状態からテイクダウンに成功する。さすがレスリング金メダリストという淀みない動きだったが、ジョンソンも冷静に対処してすぐ立ち上がった。
ジョンソンは組みついてヒザを入れていく。これがセフードの顔面をとらえ、効いたところへ追撃。ボディにヒザが入って倒れたところへ、さらに打撃を加えて完勝した。
1ラウンドKOで防衛を果たしたジョンソンにはファンから、「もうフライ級で相手いないじゃん」「ランカー1周したな」「ランカー全員倒されたんだが」など、勝てそうな相手が見つからないという声が出ている。
試合後のジョンソンはフィニッシュシーンについて、「ヒザがレバーに入って『ウッ』とうめいたので、これで決まったなと思った」と話した。