マンチェスター・ユナイテッドは5月27日、ジョゼ・モウリーニョ氏の監督就任を発表した。今季途中にチェルシーの監督を解任されてから、5ヶ月でのイングランド・プレミアリーグ復帰を果たしている。
モウリーニョ監督はクラブのインタビューに答え、監督就任の喜びを語った。
---:マンチェスター・ユナイテッドの新監督就任おめでとうございます。今の気分は?
ジョゼ・モウリーニョ監督(以下、敬称略):最高の気分だよ。私のキャリアにおける適切なタイミングでこれが実現したと思う。ユナイテッドは監督就任にあたり、準備が必要なクラブのひとつだからね。
私は準備できていると思うからうれしいし、誇らしいし光栄だと言える。7月7日にピッチに立つのを待ちきれない。
---:ファンへのメッセージは?
モウリーニョ:ファンが私に何を与えてくれるかは分かっているし、私が何を与えられるか彼らも分かっている。当然一番大事なのは選手であり彼らとの関係だが。
私が何度もユナイテッドと戦ってきたことも重要なポイントだ。ほかのクラブを率いオールド・トラッフォードで何度も対戦してきた。いつも共感にあふれていたし問題はない。そう感じていたからこそ、時には私のクラブがうれしく思わないことを口にせざるを得なかった。
例えばレアル・マドリードを率いてオールド・トラッフォードで戦ったときのことだ。私は強いチームが負けたと話して戻った。マドリードでは快く思う人は多くなかったよ。
---:あらゆるクラブで優勝してきましたがユナイテッドでの野望は?
我々はクラブを様々な見方で見ることができると思う。ある見方は過去3年へと向けられ、ほかはクラブの歴史に向けられる。過去3年のことは忘れたほうが良いと思うし、いま私の手にある名門のことに集中したい。
私が優勝したいと言うことをファンは期待していると思う。私がそう言うのを耳にすることが選手たちには必要だと思う。私がそう言うときに何よりも選手とファンに考えてほしいのは、優勝できると私が信じているということだ。優勝して当然と言っているのではない。
だからこの名門の歴史に目を向けたいんだ。私が持っているものを提供し、我々全員が望む方向へ進めるようすべてを尽くしたい。
《岩藤健》
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