今季限りで現役生活に別れを告げたNBAのコービー・ブライアント。20シーズン目でユニフォームを脱いだ彼だが、その決断は難しくなかったと語っている。
イベントに出席したコービーは引退を決断した理由について、「プレーをやめたのは単にもうやりたくないと思ったからだ」と話す。「20年も続けて来たのに?」という疑問には、「それも進化の一部だと思っている。何かほかの道に進みたいと感じていた」と答えた。
現役生活の晩年には多くの得点を決めることより、新たな挑戦を始めることに関心が移っていったとも振り返る。
「完全にゲームに取りつかれていたパッションやフォーカスが、次に来る何かに移り始めたんだ。ゲームが重要なものでなくなっていたんだ。50点、60点決められるかもしれないけど、ゲームから離れることに心地よさを感じていた」
《岩藤健》
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