ボール支配率では圧倒的な差をつけられながらも、堅い守りでシュートまで持って行かせなかったアトレティコ。待望のゴールは前半36分に決まった。敵陣右サイドでガビがボールを奪いサウル・ニゲスにパス、ニゲスが左足アウトサイドで上げたボールにアントワーヌ・グリーズマンが頭で合わせ先制する。
これで2戦合計スコアでも並んだアトレティコ。その後バルセロナの逆襲に耐える時間帯が続くも、後半43分に自陣でボールを奪ったところから素速く反撃に転じる。フィリペ・ルイスがグリーズマンに送ったパスを、バルセロナはアンドレス・イニエスタがエリア内で手を使って止めてしまう。このハンドで得たPKをグリーズマンが決めてアトレティコはリードを広げた。
それでも1点返せば延長に持ち込めたバルセロナ。終了間際にアトレティコのガビがエリア付近でハンドを犯してFKを得る。バルセロナ側はエリア内だったと主張しPKを要求したが主審は認めなかった。
このチャンスにキッカーはリオネル・メッシ。蹴り出されたボールは弧を描いてゴールに向かうが、わずかにバーの上を通過して外れる。この瞬間に勝利を確信したアトレティコサポーターから歓声が沸き起こった。
バルセロナの連覇を阻む逆転突破にサッカーファンからは、「やはりバルセロナを止めるのはアトレティコだった」「スタッツだけ見たらアトレティコが2-0で勝ったなんて信じられない。マドリードのチームはどっちも魔法だったな」「アトレティコ勝負強い」「これだからアトレティコは面白い」などの声が寄せられている。
95' | 2-0 | FINAL!!!! SE ACABo!! iEstamos en semifinales!! iVAMOS, EQUIPO! #AtletiFCB #AupaAtleti #UCL pic.twitter.com/9ox2AWidWj
— Atletico de Madrid (@Atleti) 2016年4月13日